――一方でかわいらしさ満点のロシア人ハーフの村重さんはたまにネットで「太った?」なんてつぶやきも見られますが……。
呂「確かに、ロシア系の方は20代以降劇的に太られる方が多いので、そういう素質はあるかもしれません。もし“ぽっちゃりしたな”と思ったら、脂肪吸引や脂肪溶解注射などカウンセリングを受けてほしいですね。中でも目立ちやすいフェイスラインのむっちり感やたるみは、HIFUやサーマクールを推奨します」
――自然な丸みのある輪郭がまたかわいいですけどね。ところで、村重さんの口元ってなんともかわいいのですが、いわゆる“ヒアルロン酸”注入などで彼女のようなリップラインをオーダーしたい場合、どのように伝えればいいのでしょうか?
呂「これは少し前に人気だったアヒル口系ですね。外側にボリューム感を出し、全体を整えると叶います」
――アヒル口といえば今は野球選手夫人の板野友美さんもそうでしたね。ところで、宮脇さん本田さんはすごくお痩せになったので、それも印象が変わった理由かなと思いますが、彼女たちの変わった部分はどこでしょうか?
呂「痩せたことでフェイスラインがシャープになり、これでぐっと大人っぽい印象になりましたね。宮脇さんは鼻もシュッとし、大人セクシーな雰囲気に変わりました。あとは本田さん、ご本人のケアが素晴らしいからでしょうが、お顔もお身体も白さを保っているのが印象的です」
――手足もきれいに真っ白で羨ましいですよね! なにか秘策はあるのでしょうか?
呂「顔は先ほどあげたピコトーニングである程度透明感や白さは出せますが、身体の美白ってなかなか難しいので、地道ですが季節を問わず日焼け止めを欠かさないこと、日傘や帽子などUVグッズを常に使うこと、あとは外ロケなどがある際は飲む日焼け止めを使用するのもいいと思います。
その場合、効果が曖昧なサプリメントではなく、クリニックで処方される、効果の高いものをお勧めします」
――飲む日焼け止め! これから春で日差しも気になりますし、ぜひ試したいです。それにやはり地道な日焼け対策は大事なんですね。
呂「はい。美白に近道なし。365日日焼け対策をする気持ちでいてほしいです。日焼けはシミ以外にもシワやたるみなど肌ダメージの大きな要因になるので絶対にしないに越したことないです」
――今年は本田さんをイメージして徹底的に頑張ります! ところで、この中では唯一の既婚者で子持ちの川栄さんですが、彼女は48時代から見た目が変わらない印象です。
呂「そうですね。元々童顔タイプで老けにくいし、あとは10代から今やアラサーになったのに、お肌がアイドル時代よりきれいになってます!」
――現在も人気のメンバーって、先ほど本田さんを筆頭に、みんな肌がきれいで、ふわっとベールのかかったような透明感がありますね。
呂「はい。先ほどあげた日焼け対策もですが、乾燥対策やご自宅での丁寧なスキンケアを続けられているのかな。クリニック的にいえば、フォトフェイシャルなども美肌の定期ケアとして大人気ですね。
手軽で値段もエステ程度で、芸能界に入ってからずっと続けているという方も多い、定番メニューです」
――人気メンバーはメイクしたまま寝たり、ゴシゴシ顔を洗わないということも大事ってことで……。では、彼女たちの中で、一番あか抜けた「美容的に人気メンバー」は誰でしょうか?
呂「王者はやはり、努力してさらにファンにもこまめに発信してくれる、まさに美容型芸能人の指原さん。あとは美白維持が素晴らしい本田さん。あとは現役時代より透明感の増した川栄さんかな。みなさん、お仕事もですが美容にも気を配っているところがすてきです!」
今回お話を伺ったのは……
呂 秀彦(ロ ヒデヒコ)先生。R.O.clinic(アールオークリニック)院長。日本形成外科学会専門医。医学博士。順天堂医学部卒業後、昭和大学形成外科・美容外科、大手美容クリニックを経て2020年R.O.clinic開院。患者一人ひとりに真心と誠意を持って、丁寧なカウンセリングとオーダーメイドの治療が好評。日本形成外科学会、日本美容外科学会(JSAPS)に所属。