5位は、ランキング内では最年長の古舘伊知郎キャスター。1988年から続くトークライブ『トーキングブルース』では、毎回マイク1本で2時間以上の一人しゃべりを繰り広げる。圧巻のステージは伝説のライブとも称され、もはや芸術の域だ。
「機関銃のようにまくし立てるイメージだが、逆に自分もその勢いに巻かれてやる気が出そう」(北海道・52歳)
「失敗したときにちゃんと指導してくれつつ、元気もくれそう」(東京都・41歳)と、頼もしくエネルギッシュな上司像を求める人からの支持を集めた。
「午後のワイドショーでコメンテーターを務めていらっしゃいますが、ほかの人が躊躇してしまうようなきわどいテーマにも、はっきりとした口調で踏み込んで発言されています。逃げない姿勢が、部下から見るとすごくカッコいい。年齢を感じさせない若々しさにも驚かされます」
蝶ネクタイの癒し系フジテレビアナが4位に
4位にランクインしたのは、蝶ネクタイがトレードマークのフジテレビ・軽部真一アナウンサー。朝の情報番組『めざましテレビ』でエンタメキャスターを担当。
最近ではクラシックコンサートで共に司会を務める、高嶋ちさ子との軽妙な掛け合いが大好評。局内ではエグゼクティブアナウンサーで役員待遇にもかかわらず、「この豚野郎!」「遅ぇんだよ!」と年下の高嶋に怒鳴られ、たじたじとなる姿はまるでコントのようだ。
「癒し系上司ナンバーワン」(東京都・45歳)
「ほんわかとした雰囲気で、職場の空気を和らげてくれそう」(北海道・54歳)と、画面からも伝わってくる優しげなイメージで票を集めた。
「知り合いの会社員の女性が、上司として魅力を感じるのは男女問わず“可愛げがある人”と言っていたのが印象に残っているんです。軽部さんってまさにそのタイプ(笑)。元フジテレビの笠井信輔アナウンサーとコンビで、長年『男おばさん!!』(フジテレビONE)に出演されていますが、番組名のとおり“おばさん力”を兼ね備えているところもまたいいんです。
一方では超現場主義で、こまやかな気遣いもできる方。こんな方が上司だったら、安心感も抜群ですね」
第3位は、テレビ朝日で2011年から朝の情報番組のメインキャスターを務めている羽鳥慎一アナウンサー。今回ランクインした中では唯一の“バツイチ”。
「頭ごなしに叱ったりしなそう」(福岡県・65歳)
「部下とも対等に接してくれそう」(滋賀県・33歳)と、番組でのソフトな物腰が人気。
「玉川徹さんや長嶋一茂さんなど、癖が強い出演者たちも上手に操縦できるすご腕の猛獣使い(笑)。どんなメンバーがいてもみんなが意見を言いやすい雰囲気にしてくれるところはさすがです」
朝の情報番組で、50代以上の視聴率ではトップを誇る『羽鳥慎一モーニングショー』。今年4月からは、入社したばかりの新人、松岡朱里アナウンサーが番組アシスタントに。羽鳥アナとは父娘ほどの年齢差にもかかわらず、息の合ったコンビぶりが話題だ。
「この2人のやりとりが見たくて、朝はテレビ朝日にチャンネルを合わせてしまいます(笑)。Z世代の超新人の意見をきちんと聞いて、盛り立ててあげる羽鳥さんの人柄に好感を持っている視聴者はとても多いと思いますよ」