大事な“パワーバランス”
前出の宝泉さんは、「関心外」の年の差カップルについても言及する。
「先日、妊娠を公表した山本圭壱さん・西野未姫さんの31歳差夫婦ですが、2人とも初めからイメージ、好感度は高くない。けれど非難されないのは世間からの『関心外』なんですよね。お互いにヨゴレのイメージが強いから似た者同士がくっついた、という」
また、非難されにくい年の差婚の特徴として結婚歴をあげる。
「やはり31歳下女性と結婚した声優の山寺宏一さんは、もう女好きなイメージ。木村祐一さんなど何回も結婚と離婚を繰り返す人は、回を重ねるごとに無風になっていく。石田純一さんと東尾理子さんもそうですね。見た目がしっくりくる上に理子さんの父親の東尾修さんと石田さんの顔が似ているし、父親の不倫を子どものころから見てきたからそういったものも受け入れているイメージがあります」(宝泉さん)
男性側が年上のカップルに比べて女性側が年上のカップルは少ない。その理由を宝泉さんは、
「磯野貴理子さんや熊谷真実さんは相手の男性が子どもを欲しがったのが離婚のきっかけとか。小柳ルミ子さんと大澄賢也さんも見た目はしっくりきていたものの、男性側がだんだん成長して途中からどうにもならなくなったんでしょうね」
と、パワーバランスが崩れるとうまくいかなくなるという。前出の成田さんは、バランスをうまくとっている女性が年上の夫婦として、ものまね芸人のMr.シャチホコ・みはる夫婦をあげる。
「年齢差23歳、女性が年上という芸能界でも珍しいカップルです。結婚後、芸人で食えるようになるため1年間、ものまねに集中したい、無理なら就職すると退路を断ったMr.シャチホコさんをバックアップし、和田アキ子さんのものまねで見事ブレイクしました。お互いを褒め、ものまねについて話し合うなどいい関係なんだなと感じます」