目次
Page 1
ー 横浜DeNAドラフト1位ルーキー・度会隆輝
Page 2
ー “以後気をつけます”が口癖
Page 3
ー 自分で自分に暗示をかける

《新たなスター誕生》

《度会、ゴールデンルーキーすぎるでしょ》

《感激のあまり泣いてしまった》

横浜DeNAドラフト1位ルーキー・度会隆輝

横浜DeNAベイスターズ・度会隆輝選手(21)撮影/吉岡竜紀
横浜DeNAベイスターズ・度会隆輝選手(21)撮影/吉岡竜紀

 横浜DeNAベイスターズのドラフト1位ルーキー・度会隆輝が開幕から2戦連続ホームランを放ち、世間が沸いた。セ・リーグ新人史上初の快挙に、大きな注目を集めた当時のことを、

「あのときは、やっと立てた夢の舞台で野球ができるという楽しみな気持ちが一番にありました。ずっと目標だったので、ワクワクした気持ちが強かったです」と、人なつっこい笑顔で振り返る。ヒーローインタビューでの“最高でぇぇす!”という決めゼリフや、ファンフェスティバルでは歌って盛り上げるなど、元気で天真爛漫なキャラクター。

 しかもイケメン。きっと順風満帆の人生を送ってきたのだろうと思いきや、そうではない。高校3年時のドラフトで指名漏れし、多くの選手が大学に進学するなかで実業団チームに入ってひたむきにプロ入りを目指した。そんな彼は“人を笑顔にしたい”とよく口にする。

「プロ野球は幼いころからずっと見ていて、憧れていた世界です。僕に夢をくれたのがプロ野球。楽しい、幸せな気持ちをたくさんいただいていました。今は自分がプレーする側にいるので、当時の僕のような子を、今度は僕が笑顔にしたいという思いが強いんです」