「2021年にファン女性との不倫をキャッチされた時には、番組司会の恵(俊彰)さんから冒頭で“おかみさん、いろんなことがありますよ”と意味深に振られつつも、“は〜い”と苦笑いするだけでコメントを避けました。
気丈に振る舞ってはいるものの、“サレ妻”と後ろ指を差されながらもタレントとして、女将さんとして人前に立って笑顔を見せなければならない。これは想像以上に心は折れる、屈辱の日々だと思いますよ」
ベテラン芸能リポーターが危惧するように、現在の三田は夫の芝翫はもちろん、長男の中村橋之助、次男の中村福之助、三男の中村歌之助ら歌舞伎役者を支える立場にある。“梨園の妻”はただ笑顔で突っ立っていればいい存在ではない。
歌舞伎役者との結婚は、梨園への就職
歌舞伎役者も所属する老舗芸能プロダクションのマネージャーは、「よく言われるのが、“歌舞伎役者との結婚は、梨園への就職”です」と内情を明かす。
「ひと言で言えば女将さんは“スーパー秘書”ですよ。俳優のスケジュール管理や公演の営業に広報、さらには贔屓筋への接待、劇場ではお客様の受付もこなすハードな仕事。それでいて妻として家事を、母親として育児もしなければなりません。
役者にしてみれば、自分の母親の役割を妻が引き継ぐわけで、次第に“お母さん”に見えてくる。となると“外”に色恋を求める役者が多くなるのかもしれない」
4度も“裏切り”にあった三田の今を予見していたのか、芝翫(1991年当時は三代目・中村橋之助)との結婚に“待った”をかけていたのが、1984年に『笑っていいとも!』月曜日レギュラーを務めた彼女をかわいがっていたタモリ。