嫌悪感の原因は?

《あの「全お父さんの夢」みたいなCMマジで気持ち悪い。あのベタベタした話し方とか芳根さんに何させてんだよ!》

《芳根さんが悪いわけじゃなくて、あれを制作した側が気持ち悪い》

《お父さんに対してあんなにデレデレした話し方しないし 願望を押し付けるな!》

《オッサンのためのオッサンが作ったCMって感じ》

《こういう娘がいいんだよな~って思っているのが透けて見える》

「おつかれ生です」CMに出演する芳根京子(YouTube『アサヒグループ公式』チャンネルより)
「おつかれ生です」CMに出演する芳根京子(YouTube『アサヒグループ公式』チャンネルより)
【写真】「おつかれ生です」CM撮影で全力疾走する芳根京子の笑顔が眩しい

「成人した娘と父という関係性が、非常にウエットというか、娘側が過剰に好いているように見せる演出となっているので、そこに嫌悪感を持つ人が多いようですね」(前出・広告代理店社員、以下同)

 ディレクターや演出など、CM制作チームの中心は確かに男性ばかりであった。

「一方で親目線で“こんなかわいい子が娘だったら……”といった声はほとんど見られないので、男性側にもウケていないのではないかと思います。さすがにこんな都合のいい願望を抱く人も少なくなっているということなんでしょうか。

 ウケていると制作側が信じているキャッチフレーズを用いて、制作側の願望を乗せた結果、総スカンを食らってしまったという形かと」

 日頃の感謝を伝える親子関係は素晴らしい。ただ、一般的には大人の親子関係はもっと“ドライ”では?