目次
Page 1
ー ミセス「コロンブス」が大炎上
Page 2
ー リスクマネジメントの難易度は格段に上がっている
Page 3
ー 歴史上の固有名詞を使わない傾向へ
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ー 実際のMVの様子はこちら

 記憶に新しい、Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)のMVの大炎上。「なぜ炎上すると思わなかったのか」といった指摘を経て、SNS上では「炎上リスクに気づいてても、言い出せない人もいたのでは?」という声も出ています。

「真相はわからないが、空気を読む国民性のわれわれには、決して笑えない出来事だ」と、コンサルタントとして、さまざまな企業の会議に参加してきた筆者は指摘します。

ミセス「コロンブス」が大炎上

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

 人気バンドのミセス・グリーン・アップルのミュージックビデオの内容がいまだに炎上を続けている。新曲「コロンブス」のもので、コロンブス、ナポレオン、ベートベンに扮したメンバーが類人猿の家でホームパーティーを開くというものだ。その登場人物に加えて、文化を教えているシーンが描かれる。

 侵略者としても解釈できる人物が、文化を押し付けたと解釈できる内容だったので、批判が殺到し、このミュージックビデオは公開停止になった。タイアップのCMも放映が停止になっている。

 メンバーの大森元貴さんはただちにコメントを発表。「この度は本当に申し訳ございませんでした。以後このようなことが無いよう、細心の注意を払い、表現することに対して誠実に、精進してまいりたいと存じます」としている。