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「新しい経験となるわけですけれども、いろいろな方からお導きいただきながら、2人でいい家庭を築けたら幸いと思っております。皇族としての抱負といたしましては、天皇をお助けする立場でございますし、与えられた皇族としての仕事を一つひとつ、大切に果たしていくつもりでおります」
秋篠宮さまと紀子さまの「結婚の儀」
佳子さまの両親である秋篠宮ご夫妻は1990年6月29日に結婚、34回目の結婚記念日を迎えた。古装束の束帯姿の秋篠宮さまと十二単姿の紀子さまの「結婚の儀」が皇居・賢所で行われた。
この後、天皇陛下(現在の上皇さま)から当時の礼宮さまに「秋篠宮」の宮号が贈られ、新しく「秋篠宮家」が創立された。
このとき秋篠宮さまは24歳、紀子さまは23歳で、初々しいロイヤルカップルの誕生だった。
結婚前の1989年9月12日、皇室会議で婚約が正式に決まった後、2人は記者会見に臨んだ。報道によると、記者たちから「ご結婚されると、独立され、宮家を営まれるわけですが、今後のご自身のあり方、抱負というものがございましたら、伺いたいと思います」と、尋ねられた秋篠宮さまは冒頭のように答えた。
「ご結婚されたらどんな家庭を築いていきたいとお考えでしょうか」と、記者たちに聞かれた紀子さまは「礼宮さまとご一緒にのんびりと明るく、和やかな家庭を築けたらと思っております」と、話した。