目次
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ー ウド鈴木「本当に好かれてないんです」
Page 2
ー やすが3人をお手本にしている理由は
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ー 長く続けるコツは「やっぱり“好きだ”っていうこと」

 同じ事務所でほとんど同期、プライベートでも親しいキャイ〜ンとずん。交友を綴った著書の刊行を機に、天野っち、ウドちゃん、飯尾、やすの4人に芸能界で30年以上、生き残ってきた秘訣を語ってもらった。

ウド鈴木「本当に好かれてないんです」

 お笑いコンビ「キャイ~ン」(天野ひろゆき、ウド鈴木)と「ずん」(飯尾和樹、やす)は、大の仲良しだ。2組はほぼ同時期に所属事務所である『浅井企画』に入り、今に至るまで、ほとんどケンカをしたことがないという。いい意味で腐れ縁の、おじさん仲間である。

 そんな彼らがそれぞれの子ども時代、出会いと芸人デビューから現在までを1冊にまとめた書籍『キャイ〜ン ずん 作文集』が発売されたが、この4人は、いったいなぜこんなに仲良しなのか。

 売れっ子になった時期も違う、それなのにお互いに嫉妬もなく、足の引っ張り合いもない。芸能界でも、彼らを嫌う人がほぼいないと聞く。今の時代を生き抜くためには、人に嫌われないことも重要だ。その秘訣を聞いてみた。

ウド 人から嫌われてないっていうけど、正直、僕は嫌われてると思うんですよね〜。

天野 そんなことはないと思うけど、ウドちゃんは人が自分のことをどう思ってるかをめちゃくちゃ気にするのよ。

やす 自分ではわからないですもんね、そんなこと。

ウド いえ、本当に好かれてないんです。だからみんなに好かれてる、いい人の近くにいることが大事なんですよね〜。そうすると、好かれてる気になりますもの。それで、天野くんのそばにいるんです。さらにこの3人は懐が深いですから。

飯尾 ほほぅー。

ウド 奥さんからよく言われます、「あなたはいつも人からよく見られようと考えてるわよね」って。僕の師匠の夢麻呂さんからも昔、「ウドは偽善者やなぁ」って言われたことがあります。

思い出の場所を旅する4人の座談会と、それぞれが綴った作文を収めたエッセイ集『キャイ〜ンずん作文集』(徳間書店)※記事の中の写真をクリックするとAmazonの購入ページにジャンプします

天野 さすがウドちゃんの名付け親、厳しいねぇ〜。

ウド でも、偽善というものは続けていれば本物になるんですよ。