ご友人をホテルに?

'88年から約2年間オックスフォードに留学された雅子さま(写真は'88年7月)
'88年から約2年間オックスフォードに留学された雅子さま(写真は'88年7月)
【写真】オックスフォードに留学された当時の雅子さま

 訪英中、雅子さま「留学時代のご友人をホテルにお招きになったかもしれない」と推察するのは、『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さん。

雅子さまは平成8年のお誕生日会見で、“アメリカですとか、イギリスで勉強しておりましたころの友人は、ほとんどが今、外国におりますけれども、そういう友人とは、折に触れて連絡を取り合うようにしております”と話されていました。留学時代のご友人を宿泊先のホテルにお招きして、お会いになられた可能性もあるかもしれません」(つげさん、以下同)

 つげさんは陛下の留学時代について、同時期に留学していた人から、陛下にまつわる話を聞いていた。

「陛下はイギリスの地で私たちと同じように“ひとりの学生”として過ごされていたようです。お話を聞いた人がオックスフォード郊外にある老舗のパブで陛下と偶然お会いした際、ご挨拶をすると“初めまして、徳仁です。ここにお座りください”と気さくに接してくださり、お酒を一緒に飲んだそうです」

 同じ人物から、そのほかにも陛下のエピソードを聞いたそうで、

「陛下から“一緒にテニスをしませんか”とお誘いがあったそうです。陛下はお上手ですが、この方は、テニスの経験があまりなく、何度かテニス場の外にボールを出してしまうこともあったそう。すると、陛下は嫌な顔ひとつせず、小走りでボールを拾ってきてくださったそうです」

 陛下の著書『テムズとともに』では、'83年から約2年間にわたった英国留学についてつづられている。昨年、学習院創立150周年の記念事業の一環で復刊。新たに4ページのあとがきが寄せられており、《遠くない将来、同じオックスフォード大学で学んだ雅子とともに、イギリスの地を再び訪れることを願っている》と結ばれている。

「洗濯機の中に洗濯物を詰め込みすぎて、ランドリーを泡だらけにしてしまったことなど、慣れない土地での失敗談も赤裸々に描かれています。ただ“人生で最も楽しい一時期”と表現されたほど、イギリス留学を謳歌されたご様子がうかがえるのが、とても印象的です」(皇室担当記者、以下同)