「諦め切れない」引退の意思を撤回
――終盤のトークでは、もともとソロでは活動を続けないつもりだったという話も。芸能活動の継続に至った経緯は?
「卒業の意思を関係者の方たちに伝えた際、今後どうしますかと聞かれ、私は“地元の兵庫に帰ります”って言っていたんです。同じく卒業する子でも、ソロとして新しい道に進みたい子には、次に所属する事務所の紹介やお仕事の提案をしていただけるんですけど、私はそれに対しても“大丈夫です。もう続けません”ってはっきり答えていました。でも、卒業を発表した1か月後くらいに、ラジオやナレーションなど、もともと志していた声のお仕事への憧れが再燃して。それまで考えていたのは、そういう夢を“諦めよう”という形での引退だったんですが、同じタイミングで卒業するメンバーの中で芸能活動を続ける子たちの考え方や意見を聞いたときに、自分もやっぱり諦め切れないなと。
そうは言っても、その時点で卒業公演がもう1か月先に迫っているタイミングだったので、“続けない”と伝えてしまっていた以上、そこから動いても間に合うのかと不安でしたし、当時の事務所の方にも“こんなギリギリは厳しいよ”とは言われていました。それでも“頑張ります、お願いします!”と伝えたら、先に卒業を発表していた冲侑果ちゃんが所属している今の事務所に“話を1回聞いてみる”という流れになり、いざ事務所の方たちにお会いしたらすごく親切にしてくださって、今この縁が繋がってるので、本当に感謝しています」
――グループ活動時代との違いは感じている?
「STUにいたころは、仕事の結果が良くても失敗しても、所属している以上は“グループの仕事”として呼んでいただけることが多かったりして。もちろんそれは良い部分でもあると思うし、失敗しないようみんなで最善は尽くすんですけど、1人でやっていくとなると、グループのときも全力でやっていたのは変わりませんが、さらに“ちゃんとしなきゃな”って身が引き締まります。自分の言動が未来に直結すると思うので、より覚悟と責任を感じます」
――今後はどんなイベントをやっていきたい?
「ファンクラブイベント『I Love Mee 〜石田みなみの〇〇部〜』は、毎回“〇〇”の部分が変わるんです。今回は“放送部”で、トークでは話の流れでファンの方たちに私の料理の腕をいじられましたけど(笑)、“料理部”にすれば、教えてくれるプロの先生を呼んで……とかもできるかも! あと、私はアニメが大好きで、今回のイベントでも最後にアニメソングを歌わせていただきました。私が好きなアニメの話をとことんするだけの“アニメ研究部”なんかもできたら楽しそうだなと思います!」