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先日、埼玉県毛呂山町の81歳の元ブリーダーの男が、動物愛護法違反の疑いで逮捕されました。
エサ代がかかるから始末する
報道によると、男は「繁殖犬はもらい手もいないし、エサ代もかかるので始末するのがブリーダーの責任。だから殺した」と話したそうです。自身の経営する犬の飼育場で、ポメラニアンやトイプードルなど小型犬3匹を、ケージごとビニール袋に入れたうえで袋を密封し、長時間放置して、高体温症を伴う窒息により殺した疑いがもたれています。
この事件を知って「こんなひどいことをする人がいるのか!?」と驚いた人も多いと思いますが、筆者は氷山の一角だと考えています。
発覚していないだけで、商品にならない犬、あるいは商品を産めない犬をゴミのように扱い、捨て、殺すという話をたびたび耳にします。同業者をかばうブリーダーも多く、なかなか実態がつかめないことに憤りを感じています。