目次
Page 1
ー 伊東純也の“事件”との大きな差
Page 2
ー サッカー人生終了とか当たり前

 7月3日に鹿島アントラーズからドイツ1部リーグ『マインツ』への移籍が発表されてから約2週間、7月21日にもチーム合流が伝えられていたサッカー日本代表・佐野海舟が逮捕された。

 容疑は30代女性に対する不同意性交。7月14日に東京都内のホテルで、知人男性2人と共謀して女性に性的暴行を加えた疑いだ。女性はホテルを出た後に警察に被害を訴え、佐野容疑者らは任意同行。容疑を固めた上で逮捕に至ったと見られている。

 将来を嘱望された若きサムライブルーの醜聞は、移籍予定のドイツでも瞬く間に広がっている。海外サッカー事情に詳しいスポーツライターによると、

「現地報道によると、佐野自身の認否も含めて詳細が伝わっていないため、マインツは“コメントを控える”と止めています。進められる警察の捜査次第で事態は変わる可能性はありますが、予定していた“早期合流は見送られる”との論調です」

伊東純也の“事件”との大きな差

 サッカー日本代表選手による“性的暴行”疑惑といえば、フランスリーグ『スタッド・ランス』伊東純也の一件が思い出されるが、この時に“被害者女性”が告発したのは『週刊新潮』だった。

佐野らに暴行された30代女性は、被害後にすぐに110番をしています。容疑者3人への処罰感情も強いと見られるだけに、示談に応じる意思がなかった場合は懲役5年以上の実刑が言い渡される可能性もある。

 J2からプロ生活をスタートさせ、名門アントラーズに移籍してレギュラー奪取。2023年に日本代表に初招集、そして海外移籍と順調すぎるほどにキャリアを重ねてきた23歳ですが、全てを台無しにしかねない愚行です」(前出・スポーツライター)