森田望智、NHK朝ドラ『虎に翼』で猪爪花江を好演、注目される“ゆったり口調”は「逆算に逆算を重ねて」

『虎に翼』で猪爪花江を好演中の森田望智

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『虎に翼』で猪爪花江を好演中の森田望智

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一時的に猪爪家で引き取った戦災孤児・道男（和田庵）は、花江に淡い憧れの気持ちを抱いた

忘れられないシーン

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「『虎に翼』の主演発表のときに“これは絶対見るぞ！”と思いました。伊藤沙莉ちゃんとは3回共演しているんですけど、本当にお芝居が素敵で。

　題材も面白そうで“どうにか（別の役の）オーディションとかないかな？”なんて思っていたところにお声をかけていただいて。朝ドラのオーディションは何度も落ちていたのでうれしかったです。

　今回オーディションなしでお話をもらえたことに信頼してもらえているありがたみと責任感、とても大きなものを感じました」

『虎に翼』出演中の森田望智

『虎に翼』で猪爪花江を好演中の森田望智（27）。寅子（伊藤沙莉）とは女学校からの親友で、義姉。

「トラちゃんと花江は対照的だとよく言われて。確かにトラちゃんは猪突猛進で、花江は一歩引いて計画的に戦略を練るほう。

　タイプ的には確かに違うふたりだと思うんですけど、根本的にはふたりとも地に足がついていて、目的のために努力を惜しまない人。着実に自分の成し遂げたいことへと進む強い女性という意味では、すごく似ていると思っています」

　日本初の女性裁判官として脚光を浴びる寅子は多忙を極めながら奔走。一方、花江は義母・はる（石田ゆり子）亡きあとの猪爪家をひとりで守り続けている。

「それもひとつの女性の生き方。外で働く女性だけが偉いわけではなく、女性たちは誰もが平等にとても尊い存在であることを花江ちゃんは体現しているのかなと思って。そこを大事に演じています」

夫・直道（上川周作）の出征。その後、直道は戦死

　質問には丁寧に、そして快活に答えてくれる。劇中のゆったり口調の花江とはずいぶん印象が異なる。

「そうですね。花江ちゃんとは内面的には似ているんですけど、しゃべり方は確かに似てないと思います。最初に台本を読んだとき、花江ちゃんのセリフの語尾にはハートマークや♪がついていて（笑）」