目次
Page 1
Page 2
「やす子さんの表情に笑顔が見えました!残り500メートルを切りました!」
実況が叫ぶ。しかし見せた笑顔はほんの一瞬だった。心なしか顔は少し曇ったように見え、前方右手から目をそらしたようにも─。
批判されたマラソンウェア
近年、“感動ポルノ”といった声や募金着服の発覚など批判を集める日本テレビ系『24時間テレビ』だが、今年は放送中から……。
「今年、マラソンランナーを務めたやす子さんがふくよかな体形だったこともあり、身につけた衣装のスポーツウエアでは走行中にバストがきちんと固定されていなかった。女性視聴者を中心に、バストを支える靭帯への影響を懸念し、批判の声が上がりました。スタイリストさんも“長時間走る”ということを考えれば、もっと方法があったのでは……」(スポーツライター、以下同)
しかし、最悪な出来事はさらに終盤に起こる。冒頭のように実況が“感動のゴール”を煽った直後だ。
「今年のマラソンは台風を懸念してスタジアムのトラックをぐるぐる周回する方式に変更。それについて否定的な声が上がっていましたが、天候が落ち着いてきたことで方式を再変更。やす子さんは、番組2日目である9月1日朝に横浜市・日産スタジアムから東京の両国国技館に向かいました」
当然、横浜~東京間は一般道を走ることになる。