立浪監督による偏った、“贔屓”にも映る選手起用と采配が原因とする厳しい追求も。そして“加藤の出場機会を奪った”選手として、昨年に育成3位指名を受けて入団した尾田剛樹(24)に“とばっちり”の批判が向けられることに。
スポーツ紙・担当記者に“立浪采配”を聞くと、
「尾田について“非常に良いものを持っている”と入団当初から評価していて、昨年まで加藤が担ってきた役割を与えて育てる方針です。“若返り”の意図もあるのでしょうが、片や故障持ちながら球団最高年俸(2年6億円)で中田翔(35)、大ベテランの中島宏之(42、今季で退団)を迎えています。
さらには“生え抜き”の大島洋平(38)やビシエド(35)ら、チームを支えてきた高年俸選手を控えに回したり、またレギュラー格を次々と放出してきた立浪監督。その起用法にファンは首を傾げ、お気に入りを使いたいがための“贔屓”ではないか、とたびたび疑われているのです」
“球界の宝”を育てられない
この“改革”でチームが首位争いをしているのならばいざ知らず、2022年から2年連続で最下位。さらに今シーズンも、ここまでヤクルトスワローズと僅差で“定位置”を争う不本意な成績となっている。
「そして根尾昂(24)の起用法です。“球界の宝”を預かった身として、何とか結果を出させようと意地と思いつきでコンバートを繰り返しているように見えます。投手転向した2022年は25試合、昨年は2試合、そして今年も3試合しか投げていない現状。
加藤翔平と同じ境遇とは言えませんが、ファンを納得させる結果が伴わない采配を続けている以上は、ネットで日々大きくなっている“立浪、辞めろ”の大合唱は収まりそうにないですね」(同・記者)
3年契約の最終年となる今年、ファンにとっての大きな“補強”となるのは立浪監督が潔くチームを去ることなのかもしれない。