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「取材は事務所を通していただかないと……」
10月中旬、都内にある飲食店で、戸惑いながらもそう話すのは加藤夏希─。
この数日前、加藤の姿は都内の、ある小さな公園にあった。この日、そこでは地元の商店街などが主催するイベントが開催されており、食べ物を販売するテントでは、赤ちゃんを背負った加藤が笑顔で接客していた。
「加藤さんは、全然芸能人ぶらない、とっても気さくで感じのいい人でしたよ。でも、このイベントに何か縁があったのかな」(居合わせた女性)
秋田県出身の加藤は、12歳のときゲーム会社のイメージガールに選ばれたことがきっかけで芸能界入りする。
「1999年放送の特撮ドラマ『燃えろ!!ロボコン』のヒロインで女優としての活動をスタートさせます。その一方、女性ファッション誌の専属モデルとしても人気を博しました」(芸能ライター)
2014年にはオンラインゲームで知り合った一般男性と結婚。“スーパー秋田美人”とも呼ばれた加藤は、今年5月に次女を出産し、今は4児の母となった。忙しい日々を過ごすのだろうが、なぜイベントでフードの販売をしていたのか。イベントの関係者が明かす。
寿司店でバイトをする加藤の姿が
「実は、加藤さんは寿司店でアルバイトをしているんです。そのお店がイベントに出店した流れで、加藤さんもお手伝いしていると聞きました」
芸能人である加藤が“町寿司”でバイトとは……。真相を確かめるべく、お昼どきに店を訪れてみた。
「いらっしゃいませ~」
声の主は加藤だった。
料理の配膳にお会計までもこなす加藤の姿に記者が驚いていると、ほかの客も加藤に気がついたようで「本人かな?」「時給なのかな?」といった小声が聞こえてくる。
なぜバイトしているのか。ランチ営業の終了後、再び店を訪れて取材を申し込んだ。