SNSで動画を公開して犯罪防止を呼びかけるのは、安佐南署では初めての試み。サイケデリックな編集加工も想定外で生まれたものだったという。
子どもが歌うことに「いい意見と悪い意見」も
「警察署の4か所で撮影したのですが、そのうちの1つで、映像のピントが合っていませんでした。数日がたち、編集しようという段階で気が付いたので、撮り直しができませんでした。そのため合成するしかなかったのですが、今度はその合成の部分だけが一連の流れで浮いてしまうので、ほかのところも加工していった結果、あのような形になりました」(鑑原巡査部長、以下同)
賛否もある保育園児の起用。どういう経緯があったのか。
「曲と歌詞はすぐに決まりましたが、歌ってもらう人を考えている段階で、園児の声がかわいいのではないかという意見がありました。詐欺という犯罪に対して、園児の声だと、高齢者から若い人まで、すんなり聞くことができるのではと考えて、お願いすることになりました。子どもたちがこうした歌詞を歌うことに対して、いい意見も悪い意見もあることは理解しております。保育園と保護者には、お礼とお詫びをしています」