飛躍を遂げそうなチームの筆頭
飛躍を遂げそうなチームの筆頭は、立教大。
「“駒澤イズム”を継承している高林祐介監督が新たに就任し、予選会をトップ通過。確実に力を伸ばしています。全日本同様、箱根でも初のシード権を獲得するチャンスは十分ありますね。そして専修大の予選会2位通過は正直、予想外だったので、本戦では面白い存在になりそうです」
和田さんが“チームの歯車がかみ合っていない”と懸念するのは中央大。
「前回区間賞(7区)の吉居駿恭選手(3年)や溜池一太選手(3年)ら実力選手が豊富なので、しっかりハマったら上位も狙えるはずなんですが……」
ここ数年は往路優勝校による、独走での優勝という展開が続いたが、今回は“復路の逆転劇”が見られるかもしれない─。
俳優・和田正人さん、日本大学陸上競技部OB。箱根9区を2度走った経験を誇る。第101回大会でも『NHKラジオ箱根駅伝』のゲスト解説を務める。主演映画『くすぶりの狂騒曲』公開中。
<取材・文/荒井早苗>