「数年前から大麻を使用していた部員がいたようです。
2022年には部員の1人が“大麻のようなものを吸った”と自己申告するも、部内の調査では事実関係が確認できなかったとして明るみにしませんでした。
大麻の使用が発覚しながらも、退寮処分で終わりにしたこともあったそうです」(大学アメフト関係者)
その後も家宅捜索や任意での聴取が行われ、最終的に現役部員3人が逮捕されて、計11人が立件。
存続を望む声があったものの、事態を重く見た日大は廃部を決定。関東学生連盟からも退会した。
2025年度以降に新たな部の立ち上げを
「違法薬物使用に関与していない元部員やアメフト部入部を希望して入学した新入生は、2024年4月1日付で新設した『競技スポーツセンター』預かりという形で、5月より『日大アメリカンフットボール有志の会』として活動しています。
再発防止策として、抜き打ちでの薬物検査を実施しています」(前出・スポーツ紙記者)
大学側は2025年度以降に新たな部の立ち上げを目指していたが、現状はどうなっているのか。
日大広報課に問い合わせたところ、
「創部や関東学生連盟への加入は、大学内外の理解を得られる段階に至るのはいつかを慎重に見極めながら対応することになりますが、現時点においては、まだめどは立っておりません」
名門復活は、険しい道のりとなりそうだ。