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ー 挨拶すれども話をする選手は少ない
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ー 「オーラ、ハンパないっス」

 

 球春到来。2月1日、2025年シーズン開幕に向けて12球団が一斉にキャンプインした。

 昨年にセ・リーグを制しながらも日本シリーズ進出を逃した『読売ジャイアンツ』は忸怩たる思いだろう。オフのFA戦線で遅れをとった感は否めずとも、甲斐拓也捕手(32、元福岡ソフトバンクホークス)、ライデル・マルティネス投手(28、元中日ドラゴンズ)ら実績ある有力選手を補強。

 そして『東北楽天ゴールデンイーグルス』を自由契約になっていた、日米通算197勝のベテラン・田中将大投手(36、以下敬称略)を迎え入れて連覇、日本一に向けてチーム一丸となって動き始めている。

 ところが春季キャンプに向けてひと足早く行われていた、巨人恒例の宮崎合同自主トレで目撃されたのは田中とチームメイトの“不穏”。現場に足を運んだスポーツ紙・“遊軍”記者によると、

「全体でのアップ時には、同級生で幼馴染の坂本勇人(36)がストレッチの相手をしたりと“パートナー”を務めるも、投手組に分かれた途端にひとりでランニングやトレーニングをする、“ぼっち”になる時間が多かった印象です。

 若手らは和気あいあいと、それぞれが仲が良いチームメイト同士で練習する中で、マー君の相手になっていたのは球団スタッフ。そんな状況を聞きつけてか、長野久義(40)が野手組からわざわざ出向いて声をかける場面も

挨拶すれども話をする選手は少ない

 もちろん自主トレスタート時には若手からの挨拶、握手を求められる「マー君詣で」こそあったものの、込み入った話をする選手は少なく、どこかよそよそしい対応が見られていたようだ。

 昨年11月に「居場所がない」楽天を退団するも買い手がつかず、約1か月後の年末に巨人入りが決まった田中。名門ニューヨーク・ヤンキースで勝ち星を積み重ねた元メジャーリーガーが、あわや引退かと思われた矢先の移籍だった。