人気脚本家の北川悦吏子氏が、2月8日に更新したXで記した“意味深”投稿が波紋を呼んでいる。
北川氏は《病を、感動の道具に使わないで。みんな、とても大変な思いをして生きています》と書き込んだ。これに対しコメント欄ではツッコミの声が相次いでいる。
《それ使って売れたのに!?》
《それあなたが言っちゃいます???私の中では病を道具にしてる代表格はあなたなんですが》
《と言いながら「愛してると言ってくれ」「オレンジデイズ」で聴覚障がい「ビューティフルライフ」で身体障がいの主人公ドラマ書いてますよね》
《「半分青い」で主人公を無意味に片耳難聴にした人が何言ってんだ。ん?感動の道具にはしなかったからいいんか?》
北川氏の代表作に絡めた声が多く聞かれた。
『五体不満足』のベストセラーを持つ政治活動家の乙武洋匡氏も《北川さん、それなら『愛していると言ってくれ』や『ビューティフルライフ』は、障害を感動の道具に使った作品なのですか?》と同様のツッコミを入れている。
《タチの悪い犬笛の一種》
こうした声が聞かれる理由をエンタメ系ライターが語る。
「ツッコミにあるとおり、北川さんはドラマにハンデを持った人を多く登場させていますからね。2000年放送のドラマ『ビューティーフルライフ』では木村拓哉さん演じる美容師と、難病で車椅子生活を送る図書館司書の常盤貴子さんによるラブストーリーが描かれました。2004年放送の『オレンジデイズ』は妻夫木聡さん演じる大学生と、病気で聴覚を失い心を閉ざした柴咲コウさんを中心とする青春ドラマでした。そのために、ネット上では『あなたがそれを言うか』といった声が相次いでしまったのでしょう」
![物議を醸した脚本家の北川悦吏子氏の投稿(本人Xより)](https://jprime.ismcdn.jp/mwimgs/6/0/450mw/img_600f7ef8da42235204a183df0ffd1a33104150.jpg)
さらに北川氏の書き込みに対し、《俯瞰的に流れを見ると。。。》という声も。昨今の騒動を想起させると前出のエンタメ系ライターが続ける。
「北川さんは新人時代には『あすなろ白書』『素顔のままで』『世にも奇妙な物語』などフジテレビのドラマを多く手がけていました。今回の書き込みは元フジテレビアナウンサーで、PTSD公表などのメッセージを発している渡邊渚さんを暗に批判するものではないかとの憶測が流れています」
ネット上でははっきりと批判対象を定めない北川氏の書き込みを《タチの悪い犬笛の一種》と指摘する声もある。書き込みの真相は気になるところだ。