「運動&睡眠」で冷えた腸を復活

●毎日20分の早歩き&簡単エクササイズ

 ウォーキングなどの足を使う運動は、自律神経が整って腸の蠕動運動のスイッチが入りやすくなる。効果を出すには、20分程度の少し汗ばむくらいの早歩きで。さらに、腸を動きやすくするエクササイズも日課にすれば効果アップ! 大腸の中で、便の滞りやすい場所は左右の肋骨の下と、同じく左右の腸骨(腰骨)の上。そこをやさしく圧迫すると、便が押し出されやすくなる。

●たっぷり睡眠で快腸&太りにくく

 十分な睡眠がとれないと、身体の修復機能が追いつかないことや自律神経の乱れを起こしやすくなることから、腸の消化吸収の働きにも悪影響が。アメリカの研究で、睡眠時間が5時間未満の人は、7時間以上の人に比べて肥満になるリスクが1.6倍になるという報告も。やせやすい身体のためには7時間程度の睡眠時間を確保することを目指して。

家にこもりがちな今こそ、運動習慣で腸に刺激を
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教えてくれたのは…加勢田千尋さん●監理栄養士。腸の専門学校「腸の学校」を運営し全国で腸活にまつわる食育セミナーを実施。著書に『10キログラムの減量にたった4か月で成功した管理栄養士が教える「やせ玉」ダイエット』(主婦と生活社)。

取材・文/後藤るつ子