「打者だけでいいよ」「投手に専念」論争

 投球練習再開の発表に《早く投手の大谷さんを見たい!》《二刀流での活躍が待ち遠しい》と、当然のように期待の声が高まる一方、

《打者に専念した方がいいのでは?》

《また故障するのが怖いから、打者だけでいいよ》

《楽しみだけど、怪我にだけは気をつけてほしい……》

 と、心配の声も多く上がっている。

2025年3月14日、ドジャース公開練習に参加した大谷翔平投手。行く先々で国内外のカメラに囲まれた
2025年3月14日、ドジャース公開練習に参加した大谷翔平投手。行く先々で国内外のカメラに囲まれた
【写真】テレビに映らない裏側、大谷の行く先々に群がる国内外メディア

「大谷選手は2023年9月、数々のトップアスリートを手術してきた名医のもとで手術を受けました。2018年にも右肘靭帯を負傷しているため、2度目の右肘手術です。どちらも無事に成功したものの、ドジャース移籍後の2024年11月には、ワールドシリーズで左肩を負傷。こちらも手術は無事に成功していますが、度重なる負傷を経験しているだけに、ファンが心配するのも無理はありません」(スポーツライター)

 投手としても、エンゼルス時代の2022年にはサイ・ヤング賞の投票で4位に入るなど、万全の状態で挑めばメジャートップクラスの実力がある大谷。これまでにも、投手として活躍したときには《二刀流はやめて投手に専念すべき》《投手に専念すればサイヤングが取れる》という声が上がったこともある。

 昨シーズンの歴史的な活躍を見て、いまは打者専念を希望する声が強いようだ。もちろん、二刀流で活躍してくれることが皆の理想だが、ファンにとっては“少しでも長く活躍し続けてほしい”という複雑な葛藤も。

 今シーズンが終了したとき、二刀流論争にまた変化は起きるのか――。