月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)に出演中の石原さとみ。
「元日には、目標や夢を手帳に書いているんですが、必ず“月9主演でラブストーリーをやりたい”と書いていました。その夢が叶って、すごくすごくうれしいです。
台本をもらう前は怖かったんですけど、今はプレッシャーもないです。いい作品にしたいですし、多くの人の記憶に何十年先もちゃんと残る作品にしたいなと思っています」
ニューヨークで働くことを夢見る英会話講師・桜庭潤子(石原さとみ)は、彼氏ナシで29歳を迎えようとしていたが、突然、モテ期が訪れる。
中でも、家族にダマされてお見合いをした僧侶・高嶺(山下智久)は、唐突に“あなたを私の妻にして差し上げます”と上から目線でプロポーズ。
「高嶺はまっすぐだし、素直だし、嘘がない。誠実なんですが、嫉妬深かったり、的を射たことをオブラートに包まずに言っちゃう感じはちょっとなって思いますけど、でもプラスポイントもたくさんあって。
演じているのが山下さんじゃなかったら、引いてしまうところもあるはずなので、本当にすごい説得力です(笑い)」
下手したらストーカー(?)のような愛情を注ぎまくり、断られようとも何度も何度もプロポーズ。こんな男性、あり?
「うーん。ないかな(笑い)。私は、好かれるよりも、好きになるほうが大事だと思うので。励ましたら励ましてもらえるように、好きになったら好きになってもらえるような関係性でありたいなと思いますね」
ちなみに、石原のモテ期は中学2年生のときだったそう。とはいえ、人生にモテ期は3回来るらしいと話を向けてみた。
「ね。本当かなぁ? そんな、棚からぼた餅的なことってあるのかなぁ? でも、今のところはないですね。プライベートの時間がほとんどないので(笑い)。正直、“モテるって何? ”って思うところもあります。好きな人に思ってもらえて、両思いになれるんだったら、すごくハッピーですけどね」
現在、演じる潤子と同じ28歳。適齢期を迎え、結婚観に変化などは?
「今年は結婚式に呼ばれることが本当に多くて。“親を安心させたい”とか“子どもが欲しい”とか、いろいろ思うときもありますけど、先のことよりも今の自分の気持ちを大切にしたい。
今はこの作品があるし、『シン・ゴジラ』(来夏公開)もある。目の前のやるべきことがはっきりしてますし、来年やりたいこともあります。それは、結婚していたり、子どもがいたりしたらできないことだったりもするので(笑い)」
ここ数年、石原のキラキラとした魅力は増すばかり。男女を問わず“かわいくてたまらない”と絶賛されているが、何か意識の変化などがあった?
「ありがとうございます。アフリカに行った経験は、大きかったかもしれません」
3月に公開された『風に立つライオン』では僻地医療に従事する看護師を演じ、アフリカロケを行った。
「いろんな刺激を受けました。そして、“石原さとみ”という名前を使って何ができるのか、自分自身の可能性でどんなことができるのかをすごく考えるようになりました。役立つ人間になりたい、というか。
自分のためだけじゃなく、ちゃんと誰かのために生きられるようになりたいと強く思うようになりましたね」
(撮影/佐藤靖彦)