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 小学生、中学生から寄せられる質問に専門家らが生放送で答えるTBSラジオ『全国こども電話相談室・リアル!』が今春ついに終了。しかし、世の中には正解のない疑問がたくさん。そこで子どもからの難題を各ジャンルの識者に回答してもらった。

Q・かわいくなりたいから整形してもいい?

「芸能界を見てごらん。かわいい人がいっぱいいるでしょう。そんな中でいちばん生き残るのは、ただのキレイな人よりも、ユニークな顔をしている人なんだよ。ただキレイなだけじゃなくて、たれ目、キツネ目、大きな口、おちょぼ口……特徴があるほうが目立つからなんだ。今、せっかく個性があるかわいい顔をしているのだから、整形なんかしなくてよかんべ~……って伝えます」(ダニエル・カールさん)

 アメリカでは入れ墨やピアスがとても流行っているという。

「留学していた息子も“俺も入れ墨しようかな”なんて言っていて。“それだけはやめてくれ”って伝えました。せっかくキレイな身体なのに、なして絵を描くのかと。すぐに消したり直したり、元に戻すのも、カンタンなことではありませんからね。せっかくもらった身体は大事にすべき。身体を汚したり穴をあけるなんて、神様が喜ばないんでないがな」(ダニエルさん)

Q・酒、タバコ、寝る時間など、どうして大人は特別なの?

「子どもは、大人の準備段階。お酒やタバコ、夜更かし……大人がするのにやっちゃダメと言われることは、身体の成長を妨げるものなんだ。だから今はガマン。じゃないと大人になるのが遅くなるからね。特別なことは、大きくなってからのお楽しみ、ということで。

 日本の法律では20歳で大人になると決まっているけれど、それは身体と権利が大人と同じものを持つという意味。心も大人になって初めて一人前の大人として認められます。大人とは“自分のことに対して責任を持ち、最後までキチンとやり抜き、後始末ができる人”のことです。

 でも、ハタチだろうが、60代だろうが、大人じゃない人はいっぱい。逆に、人によっては15歳ですでに大人になっている子もいるんですよ。大人は年齢だけでなく、アティチュード(態度)も備わった人のことなんです」(ダニエルさん)