8月下旬のある日、都内ホテルのロビーには朝ドラ『まれ』の出演者たちが続々と集まっていた。
「10か月間にわたった撮影が、8月20日にクランクアップ。この日は、キャストやスタッフをねぎらう打ち上げが行われていたんですよ。主役の希を演じた土屋太鳳さんや夫役の山崎賢人さんはもちろん、希の両親役だった大泉洋さんや常盤貴子さんなど、おなじみのキャストが勢ぞろいでした」(NHK関係者)
1次会は2時間半ほどで終了。“田中裕子や田中泯といった年長者たちは帰路につき、2次会は、希の同級生役を演じた若手メンバーが中心となった。
「土屋さんは、1次会では事務所の方たちと挨拶回りに明け暮れていました。食べ物や飲み物をゆっくりと味わう時間もないほどだったので、出演者ともほとんど話ができなかったそう。だから、彼女にとっては2次会が、みんなとゆっくり思い出を語り合える時間だったんです。途中には、クランクアップを祝して40センチ四方の大きなケーキがお目見え。女性陣たちは喜んで食べていましたね」(前出・NHK関係者)
同年代で、一緒に苦楽をともにしたメンバーたちとの楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。深夜0時を回ったころ、一行は2次会のダイニングバーを後にし、近くのダーツバーへ移動。ここにも土屋の姿はちゃんとあった。
「土屋さんは、ダーツバー自体が初めてだったのか、すごくハシャいでいて、“ダーツやってみたい!”と、スタッフを熱心に誘っていました」(制作会社関係者)
明け方の5時に差しかかろうかというころ、ようやく宴は終了。1次会のスタートから、実に11時間が経過していたが、土屋は疲れた素振りも見せず「お疲れさまでした! ありがとうございました!!」と、満面の笑顔で挨拶をして帰路についたのだった。