―番組が節目を迎えた感想は?
羽鳥 早かったですね。スタート当初は、CMの間は無言じゃないほうがいいかなとか。(自分が)お客さんみたいな気の遣い方だったけど、今は無言でもいいし、ちゃんとしなくてもいいかな、と。しゃべるときはしゃべります、みたいな感じです。
赤江 私は最初から気を遣っていない(笑い)。というか、羽鳥さんは全然気を遣わせないタイプの方。体育会系だったので、先輩で年上の人にはちゃんとしなくちゃという意識はあるのですが、気を遣わなくても大丈夫みたいな……。
羽鳥 はい、全然、大丈夫です!
―お互いの印象は?
羽鳥 番組をやるまで1回も会ったことがなく、正直、テレビも拝見してなかった。一緒にやるのが決まってテレビを見たら、かわいらしいよりもカッコいい顔だな、と。実際に会っても"おっ、カッコいいな"。きっちりした印象で、近づきがたいのかな、と思っていたけど、それが間違いだということに、わりと早く気づいたかな。
赤江 番組スタート前の顔合わせの食事会で「あ~、珠ちゃん!」って。距離の詰め方が、テレビで見ていた羽鳥さんのままだった。その印象は変わってないし、見た目に華があると思うんです。
羽鳥 そうね!
赤江 即答ですね。否定しないですね(笑い)。ただ長くやってきて、地味だなぁ~と思うことも。ネガティブとは違うけど、欲望とかホントにない。地味に暮らして大丈夫な方。山小屋でも生活できるんじゃないかって思うくらい。でも、ひとりはダメでしたっけ?
羽鳥 そうね。ひとりはダメだね。2人で黙っているほうがいい。
赤江 私はひとりで暮らすのは大丈夫なタイプ。私のほうが興味がわいて行動的。羽鳥さんは、そういうことがあまりないですよね?
羽鳥 無趣味。見た感じは僕のほうがいろいろと行動してやっていそうに見えるだろうけど、珠ちゃんのほうが、週末どこかに出かけたり、旅行したりしているよね。俺は家でテレビを見てる。
赤江 うかつに動いているのは私ですね。番組でテーブルを共有しているんですが、実は台本とか羽鳥さんはきちんとしている。私のほうがだんだん広げちゃっているので、まずいなって。羽鳥さんは、打ち合わせでは全然しゃべらない。放送を1度自分のなかでシミュレーションされているからで、それがわからなかったときは、大丈夫か? と思っていました。でも夫婦だって4年もたてば新婚さんでなくなり、気を遣わなくなるのと同じですかね。
羽鳥 でも、シミュレーションを早めにやっておくと、みんなとの打ち合わせでしゃべれるというのをつい先週ぐらいに気づいた。
赤江 遅いわ!(笑い) でも、それが羽鳥さんのペース。私は違うところの確認作業をしておこうと。