平均視聴率20%超えの朝ドラ『あさが来た』。長女を出産し、実業家としても、母としても奮闘していく主人公のあさ。魅力と気になるポイントを街の人に聞いた。
「後半になり、主人公・あさの人間としての成長がわかりやすく表現されていて、また面白くなってきた。波瑠さんの朝ドラらしい王道の演技も磨きがかかってきて楽しみ!」(50代・女性)
「“じぇじぇじぇ”のような流行り言葉に仕立て上げようという魂胆が丸見えだった“びっくりぽん”に当初は嫌悪感を抱いていたけど、ドラマが進むにつれて彼女に魅せられるあまり、違和感なく受け入れられるようになってしまった(笑い)。この後も“びっくりぽん”な展開に期待したい」(30代・女性)
前クールの『まれ』とは違い、後半になっても失速しないどころか、ますます調子を上げてきている『あさが来た』。その原動力となっているのは、波瑠演じるあさの天真爛漫さ。そして、脇を固める面々の存在感。
「五代さま! ここぞというときに現れピンチを救ってくれるあの神々しさ!! そんな五代さまが亡くなってしまう展開が待っているだけに気が気じゃないです。五代さま亡き後の加野屋の面々はどうなる!?」(40代・女性)
「ディーン! 死なないで、ディーン!」(30代・女性)
「8代目である白岡榮三郎が、どんどんイイ男に♪ 大番頭・雁助の義理人情も朝から泣けますよね。姉・はつの嫁ぎ先でもある眉山家含めて、今後、白岡家の家族模様がどう移り変わっていくのか見もの」(50代・女性)
「“東の渋沢、西の五代”と称された日本資本主義の父・渋沢栄一が登場することで、ドラマにどんなうねりが生まれるのか注目したい。ディーン・フジオカとは違って、渋沢役の三宅裕司がどう立ち振る舞うのか気になる」(40代・男性)
中にはこんな意見も。
「さすがに、あさの立ち聞き&聞き耳でドラマを成立させる脚本に飽き飽きしてきた。家政婦じゃなくて実業家なんだから、もっとビジネスウーマンとしてのすごみを出してほしい!」(50代・女性)
「自分の考えを押し通そうとするあさの行動は気持ちいいんだけど、一方でバカのひとつ覚えのような言動を繰り返すのは食傷ぎみ。尻ぬぐいをする雁助さんが気の毒すぎる……」(30代・女性)
「毎日毎日、榮三郎があさを持ち上げているのがイヤ。『アッコにおまかせ』の共演者が、必ず和田アキ子をヨイショするような感じみたい。だとしたら、あさにはもっと女ボスとしての威厳があってもいいと思う」(40代・女性)
厳しい声もあるものの、おおむね好評な意見が目立つ今回の朝ドラ。賛否があるってことは、それだけ関心が高いということ。
「終盤がグダグダだった『まれ』の二の舞いにならなければ、私は見続けます。“朝らしい”という点では、ここ数年で一番だと思います。私も嫌なことがあったときは、あさのようにすぐ寝るようになりましたからね」(50代・女性)