『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』『神さまのお告げで教わった! 井内由佳のしあわせスパイラル』などの著書がベストセラーとなった井内由佳。そんな彼女には、1989年のある日、神さまのお告げが降りる。それ以降、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けているという。

 隔週で連載している『神さまの幸福論』では、井内先生に寄せられた人生相談と、その回答をお見せしていきたいと思います。今回の質問は「神棚」について。ひと昔前はよく見られた神棚ですが、最近は少なくなりました。若い方の家に神棚があることはほとんどないように思います。神棚ってあったほうがいいの? そんな疑問に井内先生が答えます!

はじめまして。井内由佳さんの本をいつも読んで参考にさせていただいています。本の中で常に運のよい人は神棚や仏壇を日の昇る方向に向けて置くとあります。私も家に神棚を置きたいと思い、夫にそのことを伝えました。

そうしたら夫は「俺が神だから神棚はいらない」というのです。日本人は昔から心の中に神様がいると考えていたそうですが、だからと言って神棚が要らない理由になるのでしょうか。夫の意見を聞き入れて神棚をあきらめた方が良いのでしょうか? 夫に内緒でこっそり神棚を作ることはやめた方が良いでしょうか? どうか教えてください。

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【井内先生からの回答】

 はじめまして。拙著をお読みくださっているそうで、本当にありがとうございます。

 本の中には、神さまがお好きなことと、お嫌いなことがたくさん書かれているので、あなたもぜひ神棚を作りたいと思ったのでしょうね。もちろん、神さまを信じるようになると、神さまに対して日々の安泰やうれしい出来事にお礼を申し上げたり、お願い事を申し上げたり、自分の悪かったことを反省したりしたくなりますよね。そういう気持ちになると家に神棚を祀りたいと思うものです。

 確かに家に神棚があるというのは、神さまを身近に感じて、家の運気は上がります。そんな大げさな神棚でなくても、インテリアに溶け込んだ、自分なりの神棚で十分なのです。

 ただ、あなたの場合は、ご主人が「自分が神だから神棚はいらない」とおっしゃっています。"自分のこころの中にある神"というのは実は「自我」のことで神さまとは違うものなのですが、ご主人のように思っている人はけっこういますよね。だから、本当は神さまという存在を意識して、崇めるためにも家に神棚を祀ることはとても大切なことなのです。

 けれども、神さまは、こういうこともおっしゃいます。

「いいことか悪いことかは、子どもでもわかる。でもいいことだけしていても幸せになれるとは限らない。大人しかわからないのが"優先順位"。この優先順位がわかる人が幸せになれる」とおっしゃるのです。

 あなたの場合、神棚を作るということと、ご主人を立てるということのどちらを優先するかということですが、それはご主人の考えを優先させるということが大切なのです。

 ご主人と揉めたり、ご主人が嫌がることをするというのは、神棚を祀って家運を上げようとしているのに、それ以上に運を下げることになってしまうという、本末転倒な行為なのです。

 家運を上げるためには、神棚を祀ることよりも、家族の仲がよく、家の中でも明るく笑い声が絶えないようにしましょう。あなたが家の中でニコニコと明るくしていたら、そのうちご主人も「神棚作ってもいいよ」と言ってくれるはずです。

 それまでは、神棚の代わりに、東を向いて、神さまにお祈りしてください。注意することは夜中の12時から朝の5時まではしないことです。その時間は神さまもお休みの時間ですからね。何より大切なのは、家族仲良く暮らすこと!

 そうすれば、運も上がって、きっと、どんどん幸せになりますよ。


井内由佳(いうち・ゆか)●福岡県生まれ。福岡大学商学部卒業。大学卒業後、株式会社リクルートに入社。ここで、「仕事」についての大きな学びを得る。多彩な人々との出会いと語りあいの中から、人として幸せな道を歩むための考え方を学ぶ。1989年に神さまのお告げが降りる。1991年より夫が経営する輸入車販売会社の取締役を務めるかたわら、自宅で人々の相談に応じ、神さまのお告げで教わった「幸せになるための考え方」を伝え続けている。福岡市在住で二男二女の母として、毎日、楽しく、嬉しく暮らしている。【公式携帯サイトhttp://iuchi.augury.jp/】※本連載では、皆さまからの質問を募集しています! 先生に質問をしたい方は、下記アドレスまでお願いいたします。 primeqanda@gmail.com