市川海老蔵が9日、妻の小林麻央が進行性のがんを患い、極秘入院しているとの報道を受けて会見を開いた。麻央さんの病名は乳がんだという。さらに10日、自宅の周辺取材を行うマスコミに対して、公式ブログで改めて配慮を求めた。
加熱するマスコミの取材合戦に賛否の声が挙がっているが、現在「感染性肝嚢胞」で入院中の高須クリニック・高須院長に電話で話を聞いた。
「1年8か月前から闘病生活を送っていたということは、報道されたことで仕方なく会見を開いたはずなのに、冷静に会見したのは立派だと思うな。ボクなら勝手に家族の病気のことを報道されたら絶対怒るよ!」
――ブログで自身の症状を赤裸々に書いている院長でも、やっぱり家族に関しては報道されたくないんですね。
「自分のことなら言うけど、家族の生死に関わることを書かれたら誰でも怒ると思うよ。海老蔵くんも絶対に嫌だったと思うけど、修羅場をくぐってきているから冷静に対応できたんだと思う。あんな対応はボクにはできないな」
――加熱する報道合戦には否定的な意見も少なくありません。
「恋愛や不倫をスッパ抜くのはマスコミも仕事だし、興味がある人もいるから否定はしないけど、生死に関わることは本人が発表するまでは触れちゃダメでしょ」
――ちなみに院長も現在入院されていますが、どのように病気が発覚されたんですか?
「6日、ゴルフをしたあとに腰が痛んだ上にすごく疲れて。それで8日に東京に来た時にマッサージを受けたんだけど、腰の痛みがとれないどころか、ますます熱っぽくなって。それで薬で抑えこんだら、よくなったんだよ」
――その後、急変されたんですか?
「9日にイベント出演したら、また翌日体調が悪くなったけど、薬を飲んで、いつものようにクリニックで仕事をしたんだよね。土曜も同じく仕事をして、名古屋に帰ったんだ。でもすごく辛くなって、月曜の朝にボクが理事長をしている総合病院に行って、怪しいどころを全部調べてもらったの。
自分では肺炎かと思っていたんだけど、肝臓に濃があり、炎症症状があると。医者たちと相談したら、膿疱が感染している可能性があるというから、3日間抗生物質と点滴を投与して飯抜きしたんだけど、それでもよくならない。抗生物質を受けつけない状態になっているから、膿を出すか取っちゃうしかないという話になって」
――それで手術することに?
「母校の昭和大学に電話をかけたら、CTスキャンなどのデータを送ってくれと言われ、送ったらすぐに“出術しましょう”と対応してくれることになって。東京に着いたその日に手術することになったって流れだね」
――ではもう体調は問題ない?
「出術後は40度近くまで上がっていた体温がみるみる正常に戻ったから、ボク的には元気なんだけど、しばらく様子を見ないといけないみたい。いまはいつ退院できるか結果待ちだね」
――仕事復帰はしばらく先ですか?
「ボクは管がついたままでも診療に行くと言ったんだけど、さすがに周りに止められた(笑)。出演する予定だったAbemaTVの麻雀番組もギリギリまで交渉していたんだけどね。でも次回は絶対に出演するよ。お詫びに手土産持参で参加するつもり。この番組はボクが入院で出演キャンセルになったことで、ある意味宣伝になったから番組的には美味しかったかもね(笑)」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外 科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)。高須院長Twitterアカウント@yes_jinsei Yes! 動画コンテスト 第二回開催中。 https://www.smartcontest.jp/system/takasu/pc/?contest_pk=5