――地毛は天然パーマなんですよね。
「今では丸刈りが気に入っていますね。友達も“今のほうがスッキリしていて良いね”と言ってくれますし。天然パーマは湿気とか天候によってクルクルになっちゃうから、大変なんですよ。だから今は本当に楽。どんなに風が強い現場でも衣装だけ気にしておけばいいし(笑)。お風呂の時間も短くなるなど、いいことづくめです」
――でもブログのタイトルは『パーマネント』のままですね。
「ブログを開設したときは、まさかこうなるとは思わなかったので、今となっては皮肉な感じもします(笑)。『仮面ライダー ゴースト』で僕を知ってくれたかたは、ブログのタイトルで爆笑してくれるみたいなので、これもアリかなと」
――爆笑といえば、御成のコミカルな演技もそうですよね。
「テンションの高さとか、話し方が時代劇っぽいノリだったりするので、最初の頃は意識して演じてはいましたね。でも今は馴染んでナチュラルに演じられるようになったと思います」
――ライダー作品はお子さんのファンが多いから、普段から気をつけないといけない部分も多いのでは?
「もともと品行方正に生きているので(笑)、特に今までとは変わらないです。急いでいるときでも信号は点滅したら渡らない……とか、より真面目にしなきゃなとは思うようになりましたね」
映画『仮面ライダー1号』では、初代ライダーの本郷猛がゴーストの天空寺タケルとその仲間たちと出会い、秘密結社ショッカーを裏切った新組織・ノバショッカーと戦う様子が描かれている。最新ライダーの出演者から見た、初代ライダーとは?
「平成ライダーはポップな魅力があると思うのですが、昭和ライダーは人間の暗い部分とかにも焦点を当てているというか。重厚なシーンも多いですよね。今回の映画でも『命とは?』を問う作品になっているので、撮影の前はコミカルなポジションの御成と作品のバランスが不安でした」
――試写会で拝見しましたが、御成は御成のままでしたね。
「重い芝居も多い中、僕は『ゴースト』の御成のままで演じさせていただいたのですが、プロデューサーさんにも“面白かったよ”と言ってもらえたので、この作品でも御成ならではの存在感は出せたと思います」