小室哲哉が肝炎対策大使に就任
杉と気持ちを同じく『知って、肝炎プロジェクト』に参加する著名人も、増えている。
今年から、自身も平成24年にC型肝炎を発症し、半年後に完治した小室哲哉が肝炎対策大使に就任した。
「プロジェクトに参加してくれているみんなが、とても協力的なんですよ。このサポーターたちが、全国各地に行ってキャンペーンを行う予定です。今回は、小室さんが、いちばん得意だからということで、キャンペーンソングを作ってもらって、ミュージックビデオも制作しました。EXILEのTAKAHIROとか小林直己とか、歌わないけれどビデオには参加してくれています。中には、歌わなくてもいいんじゃないの? と思うような人も(参加者は下に記載)。僕も歌わない。歌が下手だから(笑)」
そんな冗談で笑わせてくれた杉だが、昨年12月に大動脈弁狭窄症のため、人工弁置換手術を受けている。その直前には、大ヒットしたドラマ『下町ロケット』に出演。偶然にもドラマの内容も心臓弁に関するものだった。
「夜中までドラマの撮影をして、そのまま病院で手術。マンガみたいな話でしょ(笑)。(昨年8月に)心不全を起こして入院しているときに“出演依頼が来ている”と知らされて。だから、“オレ、いまどこにいるの?”って言ったの。“病院でしょ”って。それから、“セリフを少なくして”って条件を出したんです(笑)」
いまの体調について尋ねると「もう、いいですよ」と、うれしい言葉を返してくれた杉。幸せを感じる瞬間はどんなときかを聞くと、
「唯一、楽しいと思うのは、テラスなんかで育てている温州みかんとかイチジクとか、レモンがうまく育って、また実をつけてくれたとき。虫とか病気に気をつけて剪定して、元気に育ってくれたときに、いちばん幸せを感じる。愛情をかけると、生き物はまっすぐに伸びていくと思うんです」
多くの人をときめかせた温かく力強い眼差しで語る。
「育てるのが好きなのかな」と微笑みとともに周囲に愛を注ぎ続けていく─。
【大使・スペシャルサポーター ラインナップ(順不同)】
伍代夏子、徳光和夫、小室哲哉、石田純一、岩本輝雄、w-inds.、上原多香子、AKB48、EXILE、小橋建太、コロッケ、島谷ひとみ、清水宏保、瀬川瑛子、田辺靖雄、夏川りみ、仁志敏久、平松政次、堀内孝雄、的場浩司、山川豊、山本譲二、ほか。