■毎日の「眼トレ」で「脳」も若返る
もはや現代人は、情報端末ありきの生活を避けられません。目を健康に保つためにも、「目のメンテナンス」という、新しい発想が必要なのです。
老眼のカウンセリングをしていても、現代人の目の運動機能の乏しさを痛感します。
目を寄せたり、離したり、上下左右に素早く動かせない。あるいは、両目でものを見ていないなど、「視野が狭くなっている」のも特徴です。
もっとも、これらの症状は、眼筋を鍛えれば回復します。
当サロンに通う80代の男性も、訓練で徐々に視力が回復し、緑内障の進行も止まっています。ですから何歳から始めても遅くはないのです。
眼筋を鍛えれば、目だけでなく、脳も若返ります。
40代を迎え、老眼が始まるころから、「あの人の名前、なんだっけ?」など、もの忘れがひどくなったと実感するものです。これは、認知力・記憶力の低下が、老眼に比例しているからです。
そもそも“見る”行為は、目から入った光(情報)を脳が受け取り、判断・解釈をして行動に移すこと。目と脳は密接に連携しているので、目から入る情報があやふやになると、脳の認知機能も低下してしまうのです。
裏を返せば、「目力」がアップすれば、脳が活性化し、記憶力・集中力・行動力もアップ。生きる意欲も飛躍的に高まるワケです。