次々に誕生する女性リーダーたち。「女性が活躍できる時代になった」「男性にはない女性ならではの感性が求められている」など、リーダーとして女性が求められる背景はいくつかあるだろうけど、果たして本当にそれだけなのだろうか!? 「リーダーになる人はなるべくしてなる」と言われるように、女性の中にもそういった星の下に生まれている女性がいるのでは……。
台湾を拠点に活動する四柱推命のスペシャリスト・龍羽ワタナベ先生に、以下9人の国内外の女性リーダーの共通点を伺ったところ驚きの事実が見えてきた──。
・小池百合子(東京都知事)
・蓮舫(民進党代表)
・稲田朋美(防衛大臣)
・丸川珠代(東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当国務大臣)
・ヒラリー・クリントン(米大統領民主党候補)
・テリーザ・メイ(英首相)
・メルケル(独首相)
・朴槿恵(大韓民国大統領)
・蔡英文(中華民国総統)
8人が凶の星と言われる『七殺』と『傷官』を持つ
「四柱推命には、年・月・日・時の各4つの柱に10干12支の組み合わせによって割り出される“通変星”という性質や個性、宿命を司る10の星があります。メルケルさんを除く8人に『七殺(偏官)』という通変星があることは驚異の確率と言えます」(龍羽)
男性的な星であり凶の星と言われる『七殺』は、権力・失職・変化・障害・トラブルなどの意味があり、「他の通変星との組み合わせもあるもの、女性としてはあまり歓迎できない星」だと龍羽先生は指摘する。
「曲がったことを嫌い、上司との意見の対立も多く、皆に好かれるタイプではない。ひとたび上の立場に行けば、強い星として輝くことができるのですが、ほとんどの場合がそう上手くはいかない。この8人はそれを克服してきた人たち、言わば“凶を吉にできる力”を持っている女性とも言えるでしょうね」(龍羽)
さらに驚きなのは、「『七殺』の他に、蔡英文さんを除く8人が、同じく凶の星と言われる『傷官』を持っていること」だと龍羽先生は続ける。
「『傷官』は、闘争・破壊・感情・裁判などの意味を持ち、団体生活や結婚生活には向かない星です。『七殺(偏官)』『傷官』という星は“官”という文字が示すように、昔から官職や官僚などパブリックな場で活躍できるか否かが問われる星でもあった。女性が社会で活躍できるようになったのはここ数十年。それまでの女性は、“官”と言えるような場所がないため凶の星として位置づけられていたわけです。加えて、女性にとって“官”とは家庭の中における夫でもあった。対抗してしまうため結婚生活に向かない星なのです」(龍羽)
たしかに、力強い女性リーダーたちからはあまり夫の存在が見えてこない。小池さん、蔡英文さん、朴槿恵さんにいたっては独身だ。
「大きな影響を及ぼす年や月を司る位置に『七殺(偏官)』が二つ並んでいるのが蔡英文さん、そして朴槿恵さんは『傷官』が二つ並んでいます……結婚に縁がないのも納得です(苦笑)。結婚していても、主従で言えば夫が従でないと上手く結婚生活が送れないのが“官”の星が持つ特徴です。それだけ自己主張が強い星でもある」(龍羽)
だからこそ、こういった星を持つ女性がパブリックな場所で仕事ができる時代になったことが大きいと分析する。
「昔ながらの女性の幸せという意味では、9人とも良い星に恵まれていません。同時にそれは、公的な場や地位に行けば行くほど、男性的な活躍の場に恵まれる星でもある。時代に恵まれたことと、男性的な星を上手に活用できる場所を見つけたことで、リーダーとして開花したのでしょう」(龍羽)