何もしなかった人はモヤモヤを引きずる
「私は、人に迷惑をかけるものでなければ、世間体とか人からの評価は捨てていいものだと思っています。受験でも、先生の評価を気にして不合格になったら意味ないですから。
人って、やらなかったことほど後に引きずるんですよ。例えば、大事なピアスをなくしたとします。心当たりのある場所に電話したり、引き返して確認した人は、きっぱりあきらめがつくんです。先に進める。
でも、何もしなかった人はずっとモヤモヤを引きずるんですね。もしかしたらあったかもしれないと悔いが残る。勉強も、それと同じですよ。やるだけやったら、必ず受かるんです!」
<プロフィール>
すぎやま・なつこ 静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業。作家・イラストレーター・心理カウンセラー。高校では劣等生だったが「捨てる」勉強法を確立し東大に合格。大学卒業後は厚生労働省管轄医療財団を経て、現在は講演・執筆など医療の啓発活動に努める。『偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法』(角川SSC新書)など著書多数。