「西内まりやさんのスケジュールが奇跡的に空いていました。昨年夏に放送された『ホテルコンシェルジュ』(TBS系)で初主演を務めた期待の若手女優ですね。栗山千明さんの出演も決まったそうです」(テレビ局関係者)
もちろん、ストーリーは竹野内主演で考えていたものとは別のものになる。
「こういった話を聞くと、フジテレビのドラマ制作スタッフのクリエイティブ力が落ちているような気がしますね。
以前はドラマ企画の打ち合わせで“これをやりたいんです”と、プロデューサーが自ら企画を練り上げてきましたが、最近は“何かいい企画ありませんかね?”と事務所任せのこともあるようです」(芸能プロ関係者)
フジテレビに限らずドラマの視聴率が昨今、低下傾向にある原因のひとつに“キャスティング至上主義”があると指摘されてきた。
「主演俳優のスケジュールを押さえることが最優先で、そこからどんな話にしようかと考えるんです。たとえいい企画があっても、その俳優に合わなければボツになってしまう。
これはドラマがつまらなくなる悪い傾向だと、長らく言われているのですが、いっこうに改善される気配が見えませんね……」(前出・芸能プロ関係者)
フジテレビに月9について問い合わせてみると、「まだ発表前の案件につきましては、お答えすることはできません」とのことだった。
ドラマを見るために女性が帰宅を急いだという、輝かしい月9の伝説が復活することはあるのだろうか─。