意識的に仮眠もとる
疲れているなと感じたら、意識的に仮眠もとる。移動中の車内やランチの後に目をつぶり、ストンと眠って10分ほどでパッと起きる。
「親しい友達と一緒にいると“5分だけ寝るね”と断って寝ることもあります」
こうした彼女の生活ぶりに、渋井先生は、
「寝室の環境といい仮眠のとり方といい、理想的ですね。仮眠は30分以上とるとボーッとしたり、夜の眠りに支障が出てしまいますが、こまめにとって脳を休ませるのはとてもよいこと」
実は、姿月のような正真正銘のショートスリーパーは、まれだとか。
「睡眠時間が少なめで元気! といっていても、週末に何時間も多く寝ている人はわりと多い。それは普段、無理を重ねているだけですから注意が必要。
真のショートスリーパーは寝つきがよく、睡眠の前半3時間ほどで深いノンレム睡眠をしっかりとって効率的な眠り方ができます。そのため休日のまとめ寝もせず、目覚めはすっきり、日中に眠くなることもありません。姿月さんは、その条件を満たしているようですね」(渋井先生)
多忙にもかかわらず肌はツルツル、目はイキイキ! 聞けば昨晩も3時間睡眠だというが、
「眠りに関わるストレスゼロです!」
と微笑(ほほえ)む姿月であった。
〈プロフィール〉
姿月あさと◎1970年大阪生まれ。’87年宝塚歌劇団入団。’98年、宝塚に65年ぶりに誕生した「宙組」トップスターに抜擢。’00年退団以降、ソロボーカリストとして活動。’17年、デビュー30周年を迎えた。
〈最新情報〉
今年、デビュー30周年を記念したリサイタルを3シリーズで開催決定!
4月29日(土)・30日(日)TBS赤坂ACTシアター、7月2日(日) 長野・大賀ホール、9月23日(土)EXシアター六本木にて。