9月1日、電撃結婚発表をしたTAKAHIROと武井咲。武井は妊娠3か月で、来年の春にはママになることも明らかになった。
2年前ふたりの交際が発覚したとき、双方の事務所は完全否定で火消しに奔走した。しかし一度燃え上がった恋の炎が鎮まることはなかった。
「事務所は武井に恋愛する時間を与えまいと、どんどん仕事を入れました。でもそれはかえって逆効果だったようです。反発して増々燃え上がってしまったんですね」(芸能プロ関係者)
武井の露出が増えた背景にはそういう事情があったのだ。
しかし認められない交際と仕事の重圧で、彼女の表情は目に見えて暗くなっていったという。
「『黒革の手帳』の陰のある悪女の演技が評価されていますが、時折見せる険しい表情は演技だけではなかったようです。相当追い詰められていたのか、撮影時以外でも眉間にしわが寄っていることが多々ありました」(制作会社関係者)
人気者同士の結婚ということもあって世間は歓迎ムードに沸いているが、祝福している人ばかりではない。
すでに一部で報道されているが、彼女から妊娠の報告を受けたとき事務所の幹部は激怒したという。
「広く知られている“25歳まで恋愛禁止”という事務所の掟が簡単に破られてしまっては、ほかのタレントに示しがつかないでしょう。しかも妊娠していたわけですし。彼女はCMも多く、出演ドラマのスケジュールも何年か先まで埋まっていました。
結婚だけならまだしも妊娠・出産でそれがすべて白紙になる可能性も大きいですからね。お相手のTAKAHIROさんにも“無責任だ”という声がありました」(前出・芸能プロ関係者)
そこでソフトランディングに尽力したのがHIROだった。武井と同じ事務所の上戸彩と結婚しているHIROは当然事務所との関係も深い。
「HIROさんが武井さんの事務所に足を運び、話し合いを持たれたそうです」(スポーツ紙記者)
おかげで結婚に漕ぎ着けることができたのだが、案の定出てきた“損害賠償”“違約金”報道。
「現在出演しているCMは10社。映画やドラマを含めたら、その金額は10億円は下らないと言われています」(前出・芸能プロ関係者)
これでは本人どころか、お腹の赤ちゃんも落ち着かないだろう。実際はどうなのか。
「お酒のCMはすべて契約が終了しているそうです。引っかかるのは《妊娠中や授乳中の使用をさける》ように注意書きがある鼻炎薬くらいです。
ドラマも映画もなんとか話がつきそうです。そもそもおめでたい話であって、不倫や犯罪を犯したわけじゃないので、賠償金を請求するところは出てこないと思いますよ。そんなことをしたらかえって企業イメージを壊してしまいますからね」(広告代理店社員)
出産後、来年10月には復帰する予定だという武井。
「安心したのか、いつもの笑顔が戻ったようですね。復帰したら広末涼子さんのように“ママ女優”として好感度も上がり、オファーが増えると思います」(前出・制作会社関係者)
安心して産休に入れそうだ。
<取材・文/佐々木博之>