「『週刊女性』の取材を受ける日が来るなんて。初めてじゃないかな(笑)」
ヤクザやチンピラなど、アウトローな役柄も難なくこなし、名バイプレーヤーとしても名高い個性派俳優・渋川清彦(44)。昨年の映画出演数はなんと14本、大河ドラマ『西郷どん』にも板垣退助役で出演した。
“相棒”あたるくんとの共通点
渋くてカッコよく、どこか大人の色気が漂う。一見、“コワモテ”なイメージを受けるも、
「よく怖そうって言われます(笑)」
と言って見せる笑顔はとてもチャーミング。そんな渋川が連ドラ初主演を務めた『柴公園』が映画化される。
「とにかくセリフが多くて、覚えるのに必死でした。寝言でも言っていたそうです(笑)。でも結局覚えられず、セリフが入らないまま現場に行くなんて初めての経験でした」
渋川の“相棒”となるのは柴犬の「あたる」。取材時も“お手”を披露するなど、息ぴったりだ。
「実はあたる君は近所に住んでいて、今でもときどき会いに行っているんです。しかも、あたる君の本名は“きい”。僕の旧芸名は“KEE”。すごい偶然ですよね」
今の名前に変更したのは30歳のとき。出身地の群馬県渋川市からその名をとった。
「当時、時代劇にハマっていて、エンドロールにローマ字って何か嫌だなと。いま思えばそれはそれでいいと思うんですが、当時は違和感があって漢字にしようと。地元の渋川市のことも知ってもらえますしね」