目次
Page 1
ー 黒や白の肌色は「普通」ではないのか
Page 2
ー 炎上する前に素早い火消し

 トップユーチューバー・ヒカキンの「ゲーム実況」がまたも騒がしくなっている、いや、騒がしくなっていたーー。

 9月9日、ヒカキンのYouTubeチャンネル『HikakinGemes』に投稿されたのは、ニンテンドースイッチの人気ゲーム『スプラトゥーン3』の実況プレイ動画

 発売3日で345万本超の売上を記録している『スプラトゥーン3』は、ユーチューバーたちにとっても動画の再生回数を稼げるおいしい“ネタ”と見える。ヒカキンもまた、発売日の日付が変わると同時にいち早くプレイ動画を配信したというわけだ。

 いつものように“顔芸”を交えつつ実況プレイを進めていくと、まずはプレイヤーが操作するゲームキャラクターの容姿を選択する“キャラエディット”に悩むヒカキン。

うわ〜、どうしよっかな〜。せっかくだからね、このキューティクルタコ(のヘアスタイル)にしようかね、はい。で、肌の色ーー

 黄色のヘアスタイルに決めたヒカキンが、次に選択を迫られたのはキャラの肌の色。暗めの色から明るめの色までの9色から選べるようだが、

【まあ普通くらいでいこうか】

 ちょうど真ん中にあたる色を選択。その後も目の色や服装などを選んで完成したオリジナルキャラを駆使して、『スプラトゥーン3』の世界にどっぷり浸かって楽しむヒカキンだった。

 ところが、キャラエディットの過程で“差別発言があった”と指摘される騒動が起きていた。どういうことだろうかーー。

黒や白の肌色は「普通」ではないのか

肌の色を選ぶときに発した“普通”という言葉が差別にあたるのではないか、と。ゲーム内で選択できるのは黒っぽい色から白っぽい色なのですが、ヒカキンさんが選んだのは中間に位置する肌色、つまりは黄色人種にも例えられそうな色。

 これを“普通”と称したことで、“じゃあ、黒や白の肌の色は普通じゃないのか”“ナチュラル差別”などと、ネット上で物議を醸しているんです」(ITライター)

 とはいえ、ヒカキンに差別意識があったとは到底思えず、単に濃淡9つ並んだ色を見て「普通」という言葉が出たのかもしれない。実際、ネット上では責め立てる意見の一方で、《言いがかり》《過剰反応しすぎ》《アンチの粗探し》などの擁護する声も多く聞こえる。