目次
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ー もやしが立てば合格 ー スーパーのチェックポイント4つ
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ー スーパーの達人☆今野さん流正しいスーパーのまわり方

 あと1か月ほどでクリスマスや年末年始。出費のかさむイベントが続き、財布のひもを締めたいところ。節約で欠かせないのがスーパーの選び方。

もやしが立てば合格

スーパーも生き残りで必死。かき入れ時のこの時期、いかに高く、たくさん買わせるかは手腕の見せどころです。ダマされないよう、良い店舗を選んで」と話すのはショッピングアドバイザーとして店舗指導を行っている今野保さん。 

「もやしや鶏ひき肉の鮮度はひとつの目安。もやしなら袋ごと手に持ってみてしっかり立つ、鶏ひき肉なら表面が全体にきれいなピンク色で肉汁が溶け出してないものを置いているかがポイント」(今野さん、以下同)

 チーズ売り場もスーパーの質を見定める指標になる。

「種類が多くて商品の管理が大変なのがチーズ。輸入もののお高めなチーズは頻繁に売れるものでもなく、特に管理が甘くなりがち。消費期限が近いものや切れているものが混ざっていたら明らかに手抜きスーパーです」

 チラシも上手に活用したい。

スーパーはそれぞれの店舗で、例えば第2火曜日は卵、第3木曜日は牛乳といったように月単位で特売のスケジュールが決まっていることが多い。そのサイクルを把握しておくと特売を逃さずにゲットできます」

 チラシを入手したらカレンダーにその日の特売品を書いておこう。2、3か月分の特売品を見返してみれば毎月同じ曜日に同じ商品の特売をしているなどの法則性に気がつくはず。

 また、チラシはオールカラーのものより、ちょっと地味めな単色刷りにお得情報が多い傾向がある。宣伝費を削ってでも安い商品を早く告知して売り伸ばしたい狙いがあるからだ。

 今、スーパーのライバルはドラッグストア。

「お菓子や牛乳、卵はドラッグストアのほうが安いケースが多いです。というのもドラッグストアはお店に来てもらう手段として、もうけ度外視でこれらの商品を売っているんです」

スーパーのチェックポイント4つ

チェックポイント1 野菜コーナー
「ダメスーパーに限って見切りが遅い」

 いいスーパーの条件のひとつが「見切り」の早いこと。鮮度が落ちる早いタイミングで値下げもするし、少しでもよい状態で客に売ろうとする。「もやしは野菜の中でもっとも鮮度が落ちやすい。

 そのため、もやしの鮮度がいいスーパーはいい野菜を仕入れている目安になるのです」。もやしの鮮度を見抜く方法は袋を手に乗せるだけ。手のひらに縦に乗せてしっかり立てば新鮮、倒れたら中のもやしの鮮度が悪い証し。

「もやしや鶏ひき肉の鮮度はひとつの目安。」“もやしが立てば合格”
「もやしや鶏ひき肉の鮮度はひとつの目安。」“もやしが立てば合格”

チェックポイント2 精肉コーナー
「鶏ひき肉がベチャっとしていたらNG」

 ひき肉、特に鶏ひき肉は肉の中でもっとも傷みやすい。「古くなっている鶏ひき肉はベチャっとして、ひき肉の目がゆるくなりハンバーグのようにつぶれています

 また、トレーには吸水紙が敷いてあるが、それで吸い取れないほどのドリップ(肉から出る水分)がトレーの角に水たまりをつくっていたら鮮度が落ち切っている証拠。精肉コーナーでは、まず初めに鶏ひき肉をチェックして。

チェックポイント2 精肉コーナー「鶏ひき肉がベチャっとしていたらNG」
チェックポイント2 精肉コーナー「鶏ひき肉がベチャっとしていたらNG」

チェックポイント3 値札
『タイムサービス』こそ正真正銘のお得

 値札を見るとき数字だけを見ていないだろうか? 実はそれでは不十分。「本当に見るべきは数字の上に書いてある『店長おすすめ』『お買い得』『広告の品』『タイムサービス』といった文字。

 いちばん安いのは『タイムサービス』と書いてあるもので、『店長おすすめ』や『お買い得』といった、基準が明確でないものは本当に安いか疑わしい」。『タイムサービス』→『広告の品』→『店長おすすめ』→『お買い得』の順で安い。

チェックポイント4 チラシ
「単色刷りのチラシに福が」

スーパーの特売を知らせるチラシには『カラーチラシ』と『単色刷りチラシ』があります。カラーは目につくのでなんとなく見てしまいますが、単色刷りは地味な分、値段勝負。本当にお得な情報が眠っています」。デザインに惑わされずにお得を見抜いて。