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「安価な定額パックを申し込んだはずが、作業終了後に高額な料金を請求された」
「トラック詰め放題プランで依頼したが、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われた」
これは全国の消費者生活センターに寄せられていた事例。インターネットやチラシなどの広告を見て、廃品回収を申し込んだところ、プラン内容と実際の料金が異なるなど、問題となるケースが多い。
チラシと異なる請求金額
「他県に住む親がチラシを見て、廃品回収を事業者に依頼した。チラシには『廃品回収代金が8万円』と書かれていたが、実際には47万円請求され、支払ってしまった」(被害の当事者は80歳代男性)
「不用品の処分をしてもらおうと、投げ込みチラシの事業者に電話をすると『費用は3万円くらい』と言われたが、来訪すると30万円を提示された。高いとは思ったが、仕方なく支払った」(60歳代女性)
こういった廃品回収のトラブルについて遺品整理士で不用品回収業を営む目黒大智氏は次のように語る。
「実は20年前くらいだと業者はやりたい放題で、言い値なことが多かったかもしれません。今はSNSが浸透し消費者側が自ら苦情を書いて発信することができるので、むしろ以前よりは泣き寝入りすることが減っているでしょう」