目次
Page 1
ー 海外でのスリ・盗難被害には要注意
Page 2
ー 現地の人との交流に注意する ー トラブル回避のための必要な心構え
Page 3
ー クレカ活用でトラブル回避

 

 昨年末、お笑いコンビ・フォーリンラブのバービー(39)が旅行で訪れたベトナムでトラブルに遭遇し、その内容をSNSに投稿して話題になった。クレジットカードで8000円のネックレスを買ったつもりが、桁を読み違えて実際には90万円の商品だったそう。

 彼女のように、海外で思わぬ“お金の失敗やトラブル”に見舞われた、という人も少なくないはず。そこで今回は、全国の男女1000人にアンケートを行い、海外旅行で体験した金銭トラブルのエピソードを聞いた。

海外でのスリ・盗難被害には要注意

多数派ではないものの、約2割の人が海外旅行中にお金のトラブルを経験しているという結果。スリや窃盗などのほか、タクシーや飲食店でのぼったくり被害も多数。さらに、「ホテルのレストランでクロークに預けたジャケットの財布からお金を抜き取られた」や「ホテルの両替所で偽札をつかまされた」など、ホテルでの被害もちらほら。
多数派ではないものの、約2割の人が海外旅行中にお金のトラブルを経験しているという結果。スリや窃盗などのほか、タクシーや飲食店でのぼったくり被害も多数。さらに、「ホテルのレストランでクロークに預けたジャケットの財布からお金を抜き取られた」や「ホテルの両替所で偽札をつかまされた」など、ホテルでの被害もちらほら。

 アンケートでもっとも多く挙がったのは、スリ・窃盗の被害。「南アフリカで、購入したお土産と財布を置き引きされた。それ以降は貴重品を身につけた状態で過ごした」(女性・40代)、「中国旅行中、人混みの中で子どもを抱っこしていて両手がふさがっているときにウエストポーチから財布を盗まれた」(女性・50代)などの被害報告が多数。一瞬の隙をつかれてしまうようだ。

「スリなどの手口は巧妙化していて、一度狙われたら回避するのは困難なケースが多い」

 そう話すのは、旅行ジャーナリストの村田和子さん。彼女自身も家族でベルギーに行った際、スリ被害に遭ったという。

大きなトランクを持って地下鉄のホームに向かうエスカレーターに乗りました。すると、エスカレーターが急停止。近くにいた12歳くらいの女の子が“大丈夫?”と話しかけてきて、ネズミの死骸を指さし、「原因はあれ」と説明され、その間に、何者かによって私の財布から現金が抜かれていたんです。エスカレーターを止めた人物も犯行グループのメンバーだったようです