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ー 「ジャニーズ忖度を優先したのかな…」
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ー 「芸能界のシステムには加担したくない」

 7月1日、シンガー・ソングライターの山下達郎(70)が所属する音楽プロダクション「スマイルカンパニー」が音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)との契約を6月末で解消したことが報じられた。松尾のTwitterによると、原因はジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川の性加害や現社長・藤島ジュリーの対応に関してメディアで言及したことだと主張。またスマイルカンパニーに誘った山下も会社方針に賛成していたことに遺憾の意を示した。

 これを受け、今月9日、山下達郎は自身のラジオ番組「山下達郎サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)の放送回で騒動に言及した。

「ジャニーズ忖度を優先したのかな…」

《基本的に松尾さんとスマイルカンパニーの契約解除の話と達郎さんがジャニーズ事務所に対して忖度をしているという話が混在しており、すれ違いがおきていると思います。音楽業界の片隅にいる私に、ジャニーズ事務所の内部事情など全くあずかり知らぬことですし、まして性加害の事実について私が知るすべは全くありません》

 そうして、昨今の揺れる性加害問題について松尾氏の発言を「憶測に基づく一方的な批判」と触れる一幕も。また、放送回では、ジャニーズ事務所との出会いについても語った。堂本光一(44)、堂本剛(44)による2人組アイドルユニット「KinKi Kids」とのかかわりについても触れ、

《たくさんのジャニーズのライブに接することができたおかげで、KinKi Kidsとの出会いがあって、そこから『硝子の少年』という作品を書くことができて、昨年の『Amazing Love』まで、彼らとの絆はずっと続いております》

 そして最後に、ジャニーズファンだけでなく自身のファンをも突き放すように、こう付け加えた。

《このような私の姿勢を、忖度あるいは長いものに巻かれていると解釈されるのであればそれでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう》

 SNSでは、山下のコメントにショックを受けるKinKi Kidsファンが続出。失望の声があがっている。

「自分はファンクラブにも入ってるくらいにはKinKi Kidsファンなわけだけれども、昨日の山下達郎のラジオでのコメントはショック過ぎて複雑な思いを抱いたままずっと過ごしている。ほんとうに悲しい」

「山下氏は、KinKi Kidsなど、彼のいうところの“才能のある”メンバーが性加害を受けていないか気にならないのだろうか。今回の山下氏の発言で、むしろそういう被害者の声が潰される恐ろしさもあるのに何を考えているんだろう」

山下達郎はジャニーさんとKinKi Kidsを作った側。音楽至上主義なのでしょう。私が勝手に山下達郎を人格者と錯覚してきたようだ。もう楽しめないし聞けない」

「いまだに印税が入ってくるだろうし当然、ジャニーズ忖度を優先したってことなのかな」