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「ドジャースの一員になれることを心よりうれしく思うと同時に、今すごく興奮しています」
紺のスーツにブルーのネクタイで、会見場となるドジャースタジアムに登場した大谷翔平。冒頭でジャケットを脱ぐと、来年からプレーするロサンゼルス・ドジャースのユニフォームに袖を通した。
「大谷選手は10年で総額7億ドル、日本円で約1015億円という金額でドジャースと契約しました。これはメジャーリーグだけでなく、スポーツ界全体でも最高額。チームがほかの選手も補強しやすいようにと、大谷選手は総額の97%を契約終了後に後払いで受け取るようになっています」(スポーツ紙記者)
会見で大谷は、11年連続でプレーオフに進出している強豪球団に移籍を決めた要因について、
「自分が最終的にここでプレーしたいなという気持ちに素直に従った結果かな。勝つというのが、僕にとって今一番大事なことかなと思います」
と、勝利への欲求を語った。
“1015億円男”
では、大谷が移籍したドジャースとはどういうチームなのか。現地で取材をするスポーツライターの梅田香子さんが解説する。
「伝統も人気もある球団で、“一度はドジャースのユニフォームを着て、プレーをしたい”という選手も多くいます。野茂英雄さんをはじめ、これまで多くの日本人選手が所属してきたので、日本人にとってもなじみのある球団。現地のファンも温かいですし、マスコミも辛口なニューヨークなどと比べると厳しくないです。日本のマスコミもたくさん集まってくると思いますが、日本人選手が多く在籍していたドジャースなら、問題なく対応できるでしょう。大谷選手にとってもプレーしやすい環境です」
移籍決定前に大谷と会ったことを話してしまったことが話題になった、デーブ・ロバーツ監督も日本になじみがあるようだ。