目次
Page 1
ー 婚活が拗れてくると周りに八つ当たり
Page 2
ー パーティーで上から目線の人々の行く末
Page 3
ー イライラの原因はマイルールがあるから
婚活シーンで、あなたは、こんな言動をしていませんか?

 婚活が長引いてくると、考え方が悲観的になっていきます。なんでも悪い方向に捉えて、余裕ある物事の捉え方ができなくなり、結婚がどんどん難しくなっていく負のスパイラルに巻き込まれていきます。2024年こそ結婚したいと思っている人は、ご自身の婚活を振り返り、婚活をこじらせていないか見直してみてください。婚活シーンで、あなたは、こんな言動をしていませんか?

婚活が拗れてくると周りに八つ当たり

 婚活をスタートしたときは、とても丁寧で愛想がよく、周りを思いやる言動のできる人だったのに、婚活が長引いてくるとその様子が次第に変わっていきます。

 次々にお見合いをしても、自分が選ぼうとしている人には選ばれない。それが続くと、イライラが募るのでしょう。それが態度に現れて、物言いがキツくなっていきます。

 婚活シーンだけではなく、会社やご近所にもそうした人はいませんか? 周りは腫れ物に触るような当たり障りのない優しい言葉をかけますが、それは、その人のことを思ってではなく、“怒らせるのは面倒”という気持ちからです。 「その人の力になってあげよう」「助けてあげよう」とは思わなくなりますよね。

 今、婚活がうまくいっていない人は、ご自身がこんな言動をしていないか、振り返ってみてください。イライラを募らせるのは、男性よりもなぜか女性が多い気がします。

 お見合いが成立すると、相談室間でスケジュール調整をします。それがスムーズに出てこないと、毎日のように催促のメールが仲人の元に送られてきます。

「お相手様、まだスケジュールが出てこないのですか?」

 そして、スケジュールが出てきました。ところが、お見合い場所がお相手寄りで、自分がそこまで行くのが遠かったりすると、こんなことを言います。

「自分の方に呼びつけるなんて、納得できません。お見合い場所を、二人の中間地点に変えてください」

 さらに、仲人がお見合い結果をお知らせするのが遅かったりすると、ここにもまたイラだちを覚えます。

「お相手のお見合い結果がどうだったかは、もっと早めにお返事をいただけませんか?」

 交際が成立したのはいいけれど、お相手の電話番号がなかなか送られてこない。そんなときにも、またイライラ

「今日、お見合いから交際になったお相手の電話番号は、まだ来ていませんか? ファーストコールはいつになりますか? 情報がわかったら直ちにご連絡をください」

 自分が考えている時間進行よりも遅れると、それが許せなくなるのです。こんな心理状態に陥ると、仲人に対してだけではなく、お見合いしたお相手に対しても見る目が厳しくなっていきます。

「今日の男性、ティーラウンジの入口にポーッと立っていて、私をチラチラ見ているのに声をかけてこなかったので、私からお声がけしました。お見合いが始まる前から、私はもう心の中でお断りを出していました」

「ファーストデートが、新橋の居酒屋でしたよ。周りはサラリーマンだらけ。デートの場所選びもちゃんとできない人でした」

「プロフィールの年収が間違っていました。転職したそうです。プロフィールに記載されているものよりも100万も少なかった。男性の相談室は、責任を持ってキチンと会員さんを管理して欲しいですね」

 言っていることは正論なのです。ただイラだっているから言葉選びがストレートで、言い方がキツくなってしまう。

 イラ立ちはイラ立ちを生みます。このツボにハマってしまうと、もうお相手の良いところが見えなくなります。お見合いをしてもお相手の気に入らないところを見つけては交際辞退、お付き合いに入っても些細なことが気になって交際終了を出すようになります。自分からどんどんチャンスを潰していくのです。まさに負のスパイラル。

 ますます結婚は、遠のきますね。