目次
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ー 美容系からファッション、SNSなどママタレ「新勢力図」
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ー 意図せぬ炎上でママタレ人生の危機に!?
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ー トークショーなどの講演会系ママたれ

 

 今年に入り、出産や育児で長年仕事をセーブしていたほしのあきや加藤あいがSNSを開設したり、ファッション誌に登場するなど芸能活動を再開。近年、ママタレ業界はますます飽和状態となっている。

 その活躍の場もテレビだけにとどまらず、ネットなどの発展で多岐にわたるようになってきたが、その原点は「神田うのさんが中心となった、いわゆる“うの会”の人たちの成功にあるのでは」と教えてくれたのは、芸能リポーターの川内天子さんだ。

美容系からファッション、SNSなどママタレ「新勢力図」

「うの会はSHIHOさんとかセレブ仲間の集まりで、うのさんは2011年に出産後もママ友会みたいな感じで定期的にみんなで集まっていたみたいなんです。

 そんな彼女たちは、育児をしながらも女性や子ども向けのファッションブランドを展開したりと、独自の強みを活かしてテレビ以外にも活躍の場を広げていきました。

 当時はママタレなんて言葉もなくセレブすぎて世間にはなじみにくかったのですが、その後、大沢あかねさんを中心に、藤本美貴さんなどバラエティー仲間が集まった庶民派な“大沢会”が登場。

 その親しみやすさからママタレという言葉も生まれ、市民権を得たことでそのブランド力を活かし、うのさんたちの成功例も見て、テレビ以外の道にも活躍の場を求める人が増えていったんだと思います」(川内さん、以下同)

 主婦層や子育て世代にも好感度が高く、共感を得やすい存在となったママタレ。そんな彼女たちがテレビ以外に進出する登竜門といえるジャンルが料理系。かつては北斗晶小倉優子らが料理本を出すなどママタレとして名をあげたが、近年はギャル曽根の活躍が目立つ。

小倉優子
小倉優子

「ギャル曽根さんはご自身もですが、子どもたちもいっぱい食べるそうなんです。だから、料理も食材はリーズナブルでかさ増ししたりして量もあり、おいしくて簡単に作れるという工夫を凝らしたレシピを生み出しました。

 物価高騰で生活が苦しくなってきた時代ですから、まねして作りたくなる人も多いんです。ママタレにとって料理系は、本を出版したり、テレビにもつながりやすいし、自分でもネットで配信もできるからメリットだらけなんです」

 美容系では、今年発売した美容本が56万部を突破。4月にはバンタンの美容学院大学部の名誉学院長に就任するなど近年、MEGUMIが頭角を現してきている。

MEGUMI(2019年11月撮影)
MEGUMI(2019年11月撮影)

「料理系の次に手を出しやすいのが美容系。北斗さんがそうで、今はコスメのプロデュースもやっています。

 そんな中でMEGUMIさんは、美容系でいいといわれたものはすぐ取り入れたりと、アンテナをビンビン張ってるし、コスメもいろいろ試して紹介したりと本気度がすごい。それが伝わってきますから、“彼女が言うなら”と世の女性たちも支持したくなるんです。

 同じ理由で、身体美容家になった優木まおみさんや、ヨガの指導者をやっている長谷川理恵さんらモデル組も、ママになってもあんなスタイルになりたいなと憧れの対象となりレッスンも人気に。

 やっぱりコスメや美容って各世代でみんな注目するじゃないですか。だから美容系もメリットが多いんです