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'92年、フジテレビ系ドラマ『パ★テ★オ』に芸名と同じ『奥菜恵』役で出演して以来、清純派女優として人気を博した奥菜恵。
'96年、TBS系ドラマ『若葉のころ』で『KinKi Kids』の堂本剛と光一、両方の恋人役を演じて話題を集め、その後も青春ドラマのヒロインとしてひっぱりだこに。芸能界デビューは13歳。きっかけはスカウトだったという。
岩井俊二監督作品で映画初主演
「もともと芸能界に興味があったというわけではなくて、せっかく声をかけていただいたんだから一生懸命やらなくちゃ、という感じでした。
それでも、気づけばものすごく忙しくなってしまって、学校が終わると即現場入り。ドラマ撮影の合間に現場の隅っこで宿題をして……という日々に。
今思うと、いつ、どうやって台本を覚えていたんでしょうね(笑)」
映画での初主演は'95年。岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』だった。
「あのときは同世代の共演者が多かったので、みんなで海ではしゃいだりして楽しかったですね。沖まで流されてしまって、ちょっとした騒動になったこともありました。
まだお芝居の楽しさとかやりがいに気づく前だったので、ほとんど“合宿”気分でしたね」
'23年、その岩井監督による映画に28年ぶりに出演。アイナ・ジ・エンド主演の『キリエのうた』だ。
奥菜が演じたのは、現在の若手女優の代表格である広瀬すずの母親役。
新旧“美少女”女優の共演が果たされていた。