「夕飯のドカ食いを防ぐために、間食を上手にとりましょう」
と話すのは、管理栄養士の安中千絵さん。間食=ダイエットの敵というイメージが強いけど……。
「おなかが減った状態で食べると、どうしても早食いしがち。脳に満腹感が伝わるのは、食べ始めてから20分後と言われています。それより前に食べ終えると、つい食べすぎてしまいます。これを防ぐためには、おなかがすきすぎないように、軽く間食をしておきましょう」(安中さん、以下同)
何でも食べていいの?
「ポテトチップスやおせんべいなどは血糖値が上昇して太りやすくなるのでなるべく避けてください。私のオススメは、お酒のおつまみ系です。例えば、枝豆は低カロリーで栄養価も高く、ダイエット食品として注目を集めています。スルメはよく噛んで食べるので満腹中枢が刺激されて、ドカ食い防止にかなり効果的でしょう。納豆やもずく酢も栄養価が高く、カロリーも控えめですよ」ササッと食べられるおつまみを冷蔵庫にストックしておくと便利かも。
ところで、やせるなら糖質オフ? それともカロリーオフ?
「カロリーオフの食生活をオススメします。厳しく糖質を制限するダイエットは主食のごはんをカットしてしまうためストレスがたまりやすく、リバウンドする確率が高い」
いくら糖質を抑えたとしても、カロリーの高いものばかり食べていれば同じ。
「ごはんを抜くと満足感が得られないため、おかずがこってり系になりがち。これでは本末転倒! また、便秘になりやすくなるという問題もあります。1回の食事に、お茶碗に軽く1杯を守れば、美しく健康的なスリムボディーになれますよ」